初秋の高野山 紅葉にはまだ早かったけれど かすかに色づきはじめた世界遺産を堪能!
先月、BS11『尾上松也の謎解き歴史ミステリー』で「高野山」「空海」を2週にわたり放送。この番組に弊社刊行の『チベット密教図説マンダラ瞑想法』の著者正木晃氏が出演。
さらに、NHK『ブラタモリ』で高野山が3週連続でテーマに。
弘法大師・空海によって約1200年前に開山された高野山へ、グッド・タイミングな事前学習をさせていただいた上での旅行。
今回、チャッカリと、関西への出張に兼ねた日程に、番組の影響もあり、めいっぱい行き先を盛り込んでみることになった。
標高900メートルの天空の聖地・高野山の歴史的・文化的価値の高い建造物、貴重な自然環境を満喫。
そして、高野山の地主神「紀伊国一の宮・丹生都比売神社」、ここも世界遺産になっているのですが、一の宮御朱印を収集している私たちにとって欠かすことができない場所。
丹生都比売神社
いま、日本国内の観光地は海外からのお客さんでいっぱいではあるが、あたりまえに、日本人の参拝する姿は心和むものを感じた。
日本人が神仏に接することは、特定の宗教に入信しているか否かに関わらない、日常習慣的なものだとつくづく思う。
高野山、丹生都比売神社でもそうだったのだが、山門や鳥居をくぐるとき、その手前で立ち止まり深々と一礼して入っていく人びとが目につく。
手水場でも、もちろん本殿・本堂に参拝するときも、その作法を忠実に仕切り、真剣に神仏に願掛けをする。
微笑ましいことは、御朱印・御守り・御札などをいただくこと。
御朱印帳の受付で、団体バスでの参拝客はバス添乗員さんがまとめていただいていたのには、現代流と感心。
もう一つ違った感心は、「結願報告」、四国八十八カ所を遍路し終えた感謝の報告を奥の院の弘法大師にすること。
私たちの行ったときに、「結願報告」をされているかたがいらっしゃいました(合掌)。
それだけでなく、御利益も授かろうと・・・。
「ブラタモリ」でも紹介されていたが、高野山壇上伽藍にある「三鈷松」(弘法大師の投げた三鈷杵が飛んできたといわれる松)の3本の松葉をみつけると、それは言うなれば「四つ葉のクローバー」のようなもの。
壇上伽藍 三鈷松
それぞれが純粋な気持ちで、自然にとけ込んだなにかと向き合う生活の一場面と思う。
おわりにお知らせです。ビイング・ネット・プレス刊行の『紫微斗数精義 あなただけの星マンダラ占星術』著:鮑黎明 4刷を10月10日に重版出来
いたします。
日本人だけではない、誰しもが何かに願いをかけます。古代中国の神秘を伝える占術紫微斗数。人生の周期を測り、自己の運命を読みとり、そして、日々努力をしてより充実した人生につなげてください。