日々是出会
はじめまして。東方出版の楠川です。
大阪にある人文書メインの出版社です。来年で創業35周年を迎えます。
著者、印刷所様、お客様、書店様や版元様、皆様のお陰だと心から感謝しております。息長く、がんばっていきたいと思います。
さて、私は営業部に所属しているため、出来上がった本を、どう販売していくかを考え実行する立場にいます。
先日、書店様へ営業に行くと、ご担当者様から、10年ほど前に刊行された本(他社本)を面陳しているんです、と話を伺いました。お客様がこのお店で初めて出会う本は全て新刊です、とのことでした。私も同意見で、本は出会いです。本当そう思っています。
刊行日だけで新刊と決めてしまうのはもったいない。即返品の憂き目にあった本たちは、復活のチャンス。販売方法の発想は柔軟にしていきたい。あの手この手と言えるほど販売方法を思いつかないのが、難点ですが。こういうことをしてくれる書店さんに出会えると、営業やってて良かったと思います。
小社の10月の新刊で、『関西地学の旅8 巨石めぐり』(定価 1,680 円)があります。近畿圏の69カ所に点在する巨石を周辺の地質とともに紹介しています。
巨木や巨石が、パワースポットとして取り上げられるようになってきていますので、本書片手に巨石をめぐってほしいです。
今後の電子書籍の動きも気になるところですが、紙の本は無くならないだろうと思っていますので、本書、10年後も面陳できそうと期待しております。
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