自炊出版社
はじめまして、総和社の斉藤と申します。
総和社は競馬本を中心に、政治、経済、社会関連などの書籍を刊行している出版社です。
社員は社長以下5人、少数精鋭部隊、などとかっこつけてみたりするのですが、いわゆる零細出版社、ということになるかと思います。
私は主に営業を担当しておりますが、編集作業や在庫管理、返本の改装作業まで何でもやります。他の社員も大体同じような形で、何かの専属、という社員はいません。
刊行点数は年に10~15点前後、最近では7月に「教科書は天皇と自衛隊をどう教えているか」(46版・1260円)というものを刊行しました。この本は今年の8月に検定、採択される中学校歴史教科書7冊を比較し、それぞれがどのような歴史観、イデオロギーを持っているかを解説したものです。
そして今日現在(9月12日)、最終的な校正の段階に入っている書籍が「新・競馬のセオリー」(46版・1575円)というもので、昨今変わりつつある競馬と、競馬を取り巻く環境を鑑みたうえで、これまで長年用いられてきた競馬の「定石」(例えばスローペースなら逃げ・先行馬を狙う、など)が現代でも通用するものなのか、ということを解説したもので、そこからさらに新しい競馬のセオリーを提案する、という企画です(競馬に馴染みのない方には全く意味が不明だと思います。すみません)。10月7日発売予定です。
宣伝のようになってしまって恐縮ですが、このようにいろいろなジャンルの本を出しています。
また小社では、これらの書籍を、印刷・製本まで自社でおこなっています。
年度末に訪れる繁忙期には、私も丁合(ページ順に紙をそろえること)を取ったり、バインダー(製本の機械です)を回したりします。
ですので場合によっては、自分で編集をした本を自分で製本─などといったこともあります。機械を回しながら、おれは一体何をやっているのだろうか─などと思ったりもしますが、それはそれで出来あがった時の喜びはひとしおだったりします。
なんだか自己紹介のようになってしまいましたが、社名だけでも覚えて頂ければ幸いです。
なお小社の持つ印刷機は軽オフと呼ばれる類のもので、3000部程度までの少部数の印刷物が比較的お安く提供できるかと思います。お困りの際はお声かけを─。
総和社 の本一覧