鮮やかに生きる女性の本を続々と刊行!
亜紀書房では今までに、アジアを中心とした国際関連の人文書や教育関連の書籍などを出版し、おかげ様で読者の皆さんに評価を頂いています。新世紀を迎えてはや一年を過ぎようとしている今、小社の書籍群に新たな路線が加わり、パワーアップをいたします。
●節約本の流れ
当社には従来から女性書の蓄積があります。代表的なものとしては、小幡玻矢子さんの節約シリーズがあります。『超節約クッキング』『超節約生活』の2書が新刊で、地道ながら確実なファンを掴んでいます。小幡さんにはほかに『楽しい10万円生活』という一書もあります。
その流れを受けて最新刊として『シングルママの極楽貧乏生活』を発刊したばかりです。おかげ様ですぐに重版がかかり、この種の分野にはまだまだ類書が可能だなと実感しています。
著者である天竺浪女さんは、小さい子供を抱えて離婚、あまた就職試験を受けるも採用なし。その一部始終と財布の中身を彼女のサイト「はっぴい晩餐」(http://vt.sakura.ne.jp/~bansan/)で公開したところ、2年で40万アクセスを数えるほどの人気サイトになりました。ホームページ上と著書で彼女は、新しい貧乏の在り方をユーモラスに描き、脱力系の生き方こそ今に相応しいと説いています。そして、本書の影響で連載が2本決まるなど、新たな展開が始まっています。
当社ではこの節約・貧乏ラインをこれからも追いかけていきます。
●熱い生き方の女性の本
少子高齢化で女性の職場進出はもっと加速されると思われます。政府も男女共同参画社会の実現をうたっています。とすれば、働く女性のための本が必要になってきます。政治も経済も女性の関心領域に入ってくるはずです。
当社では働く女性が、いかに考え、いかに動き、いかに生きるかをテーマの中心に据えて、続々と女性書を刊行していきます。既刊としては『日航スチュワーデス 魅力の礼儀作法』『ポジティブになれる人ほど幸福に近づける』があります。
そこに『33歳、子供2人、それでもコピーライターになりたかった』が新刊として加わりました。著者は、専業主婦歴10年からプロのコピーライターを目指し、新人賞も受賞、いまは働く女性のための教室を運営し、しかも自然食レストランも開店した長井和子さん。彼女に勇気づけられて専業主婦から脱出して新たなことを始める女性が増えています。
新年にはフードコーディネーターの草分け藤原勝子さんの『私は食の演出家』、料理研究家岸朝子さんの『老いのひとり暮らし歴8年』が新刊として加わります(いずれも仮題)。
これからも女性陣の強力新刊が続きますので、よろしくご注目下さい。