子どもにお金の価値をどう伝えるか
突然ですが、子どもに
「千円って安いじゃん!」と言われたら、どう返しますか?
実は先日、5歳の息子が欲しいおもちゃを指さしてそのように言ったのです。
子どもにとって、千円が安いわけはありません。
驚いた私は「千円ってすごく高いよ。どうしてそう思ったの?」と聞きました。
すると、「だってママ、この前赤ちゃんのオムツ買ったときに、
『セールで千円なんだって!安く買えて嬉しい』って言ってたよ」と。
なるほど。ママの言葉をよく聞いてたのね…。
そこで、世の中の商品の値段や価値の違いについて
「おむつ1パック千円はたしかに安いけど、大根はだいたい1本100円、
卵は1パック100円で買えたら安いんだよ。一つひとつ値段が違うね」
「大人になって千円を稼ぐには、例えばスーパーの店員さんだと、
1時間も働かないともらえないんだよ。大変だね」
「パパとママが一生懸命働いてもらったお金だよ。無駄にはできないよ」
と噛み砕いて説明。
息子は「わかったよ。お金大事にしないとね」
と言ってくれたものの、「でも、今このおもちゃ欲しい。買って~」と。
…ガックリ。今までの時間は何だったんだい。
金銭教育の難しさを痛感したのでした。
ですが、私のように、子どもに対するお金の教育について
悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そんなパパママにぜひ読んでほしいのが、5月8日発売の
『マンガでわかる!子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」』です。
未就学の幼児から、小学生、中学生、高校生と、
それぞれの段階における「お金教育」についてマンガを用いて具体的に説明。
おこづかいの始め方や金額、「スマホが欲しい」と言われたときの対応法、
思春期の金銭トラブルなど、「これが知りたかった」というお金教育について
2人の子の母でもある、ファイナンシャルプランナーのたけやきみこさんが
分かりやすく教えてくれています。
以下、まえがき抜粋
〝お金教育というと、「小さい子どもにお金の話をするなんて…」と
抵抗感を覚える人もいるかもしれません。
まず、親である私たちが、お金の話はタブーだという固定概念を捨てることです。
子どもはお金が大好きです。
そして、お金をとおして多くの経験をすることで、
何が正しくて何が間違っているのか、どうしていけないのかを
きちんと理解することができます。
お金教育は、いわば子どもの「心を育てる」教育なのです。〟
子育てするうえで、一冊手元に置いておきたい本です。
ぜひ、一度お手に取ってみてください。
そして、周りの子どもがいる方にもご紹介いただけたら嬉しいです。