1000人あつめて出版の名のもとに
2016年10月創業の弊社、来月で創業8年になります。
おっかなびくりで立ち上げ、今日までひたすら走ってきましたが、
おかげさまで、これまでに50点強の世界の本を翻訳出版することができました。
原書の発行国は、米国、英国、ドイツ、台湾、韓国、イタリア、スペイン、オランダ、デンマーク、チェコ、フランス、イスラエル、
と、10カ国以上になりました。
クラファンを活用した事前予約をとることで、
採算が合わず出しにくいとされる世界の本(翻訳書)をどんどん出していくぞ!
世界にあるサウザン(八百万)の本を、サウザン(1,000人)の読者に届けていくぞ!
と、文字にするとなんとなく勢いがあって順風満帆な感じもしますが、
その実は、困難の連続で試行錯誤ばかりでもありました。
採算が合わず出しにくいとされる本。
これ、ジャンルはさまざまですが、一般的に、書店で棚がないと言われる本たちなんですね。
なんで、棚がないのかというと、売れないから。売りにくいから。
その売れない、売りにくいとされる本を、WEB上で事前に告知して予約を頂いていくわけなので、
そこには当然、できた本を売っていくのとは、また一味違う努力が必要になってくるんですが、
そこにある大変さや面白さに、8年やってみて、やっと頭だけではなく体で理解してきた気がしております。
出版社といえど、要はメーカー、製造業。販売していく大変さと面白いさをもっと味わった方がいいなとも思っております。
そしてこの春からは、SEN BOOKS(センブックス)という、国内著者のための出版レーベルもスタートさせました。
1000人あつめて出版のポリシーはサウザンブックスから引きつぎ、
届けたいメッセージを形にしたい人と、新しい学びや気づきに出会いたい人とをつないでいけたらなと思っております。
また、翻訳書については、うちでは出せないんだけど、これ、すごくいい本だしサウザンブックスさんどう?
と、ほかの版元さんから、ありがたいお声がけをいただくこともありました。
そういったときには、なんだかこの業界でこの仕組みでやっててもいいんだなと、肯定された気になっておりました。
今後も、出しにくいけど捨てきれない企画などがございましたら、
ぜひお声がけくださいますと嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。