わかちゃん12才と絵本を作りました!
はじめまして。
ニジノ絵本屋から鈴木が版元日誌を担当させていただきます。
ニジノ絵本屋は都立大学にある今年12年目の小さな絵本屋です。
9年前から出版もしています。
今回は4月8日発売の新刊「ビーズのおともだち」を紹介させてください!
作者のおおにしわかちゃんは、4歳の時に小児がんを患って現在も入退院を繰り返しています。
わかちゃんの夢は絵本作家になって、世界中の人を笑顔にすること。
お母さんからご連絡をいただき、絵本づくりははじまりました。
絵本の中に出てくるビーズは、認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズのビーズオブカレッジというプログラムがもとになっています。
子どもたちは辛い治療を乗り越えると、色とりどりのビーズがもらえます。
そのビーズは、自分の闘病生活での治療過程を記録し、勇気や頑張りを讃えるものです。
星の形のビーズは手術を頑張った時、化学療法や免疫療法を頑張った時には白いビーズなど、ビーズひとつひとつに意味が込められており、治療によってもらえるビーズが異なります。
小児がんの子どもたちが集めるビーズの数は、なんと年間900個にもなるそうです。
実はその実際のビーズを見ることができる動画がYouTubeにあがっています。
10歳の時にNHK「パプリカ」のFoorin楽団の一員として活動していたわかちゃん。
NHK「【パプリカ】りりこ×わか編| Foorin楽団ドキュメントシリーズ」にメンバーにビーズを見せているシーンがあります。
「笑顔を届けたい」と誰よりも笑顔で話すわかちゃん、5分間の短い動画なので、是非合わせてご覧いただきたいです!
実際の絵本は、わかちゃんのアイデアを元に、何度もミーティングを重ね、作家の大川久乃さん、イラストレーターののだかおりさん、アートディレクターの髙橋まりなさんと一緒に、絵本に仕上げました。
子どもと大人の本気が形になった、スペシャルな絵本、わかちゃんの優しさと強さが、たくさんの夢と希望と勇気を与えてくれると確信しています!
是非多くの方にお手に取っていただけると嬉しいです!!
絵本の試し読みや、わかちゃんからのメッセージが読める公式サイトも是非ご覧ください!
▼『ビーズのおともだち』公式サイト