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独裁者のブーツ ヨゼフ・チャペック(著) - 共和国
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独裁者のブーツ (ドクサイシャノブーツ) イラストは抵抗する (イラストハテイコウスル)
原書: Diktátorské boty

歴史・地理
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発行:共和国
菊変形判
縦188mm 横150mm 厚さ16mm
重さ 300g
180ページ
上製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-907986-63-6   COPY
ISBN 13
9784907986636   COPY
ISBN 10h
4-907986-63-7   COPY
ISBN 10
4907986637   COPY
出版者記号
907986   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年9月20日
書店発売日
登録日
2019年8月24日
最終更新日
2019年9月30日
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書評掲載情報

2020-01-11 図書新聞  2020年1月18日号
評者: 柴田勢津子
2019-11-30 朝日新聞  朝刊
評者: 保阪正康(ノンフィクション作家)
2019-11-26 芸術新潮  2019年12月号
評者: 諏訪敦
2019-11-05 日刊ゲンダイ    2019年11月5日号
2019-11-03 産經新聞  朝刊
評者: 南陀楼綾繁(ライター、編集者)
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紹介

童話『こいぬとこねこのおかしな話』、あるいは『園芸家の12カ月』の挿画など弟カレルとのコラボ「チャペック兄弟」としても日本で人気の高いチェコスロヴァキアの画家でエッセイスト、ヨゼフ・チャペック(1887-1945)。彼はナチズムがヨーロッパを席捲する危機的な状況のもとで、自由と平和、そして民主主義のために、独自のユーモラスなタッチで、連作『独裁者のブーツ』をはじめ「反ファシズム」をテーマにした1コマ漫画や諷刺画を描きつづけました。
本書は当時の新聞紙に掲載された貴重な作品を集成し、強制収容所で没するまでの生涯をたどった、日本語版オリジナル編集です。

目次

Ⅰ 独裁者のブーツ

  序―ヨゼフ・ホラ
  独裁者のブーツ
 

Ⅱ 平和? 戦争? それとも恥? 反ファシズムのためのイラスト集

 (新聞紙等に掲載された50余点の諷刺画、1コマ漫画を収録) 
 

Ⅲ ヨゼフ・チャペックの人と仕事

  01 新聞記者としてのヨゼフ・チャペック
  02 引きこもりオタクのつよさ――イージー・オペリーク
  03 チャペック兄弟とその時代
  04 日常を生きたヨゼフ――パヴラ・ペチンコヴァー
  05 強制収容所のヨゼフ・チャペック
  06 チャペック兄弟のプラハ
 

 ヨゼフ・チャペックと世界の動き
  
 編訳者あとがき

前書きなど

童話『こいぬとこねこのおかしな話』、エッセイ『園芸家の12カ月』の挿画など弟カレルとのコラボ「チャペック兄弟」としても日本で人気の高いチェコスロヴァキアの画家でエッセイスト、ヨゼフ・チャペック(1887-1945)。彼はナチズムがヨーロッパを席捲する危機的な状況のもとで、自由と平和、そして民主主義のために、独自のユーモラスなタッチで、連作『独裁者のブーツ』をはじめ「反ファシズム」をテーマにした1コマ漫画や諷刺画を描きつづけました。
本書は当時の新聞紙に掲載された貴重な作品を集成し、強制収容所で没するまでの生涯をたどった、日本語版オリジナル編集です。

版元から一言

チェコスロヴァキアを代表する作家カレル・チャペックの『園芸家12カ月』や『長い長いお医者さんの話』などで魅力的なイラストを披露しているのが、カレルの兄のヨゼフ・チャペックです。
かれはヒトラーがドイツで政権を握ると、反ナチ/反ファシズムをテーマにした諷刺画や1コマ漫画を勤務先の新聞紙などに描き続けますが、それによって1939年9月の第二次世界大戦勃発と同時にゲシュタポに逮捕され、解放直前の1945年4月に強制収容所で没します。
ヨゼフのイラストや挿絵は日本でもとても人気ですが、こうしたナチス批判/戦争批判をテーマとした作品群が紹介されることはこれまでほとんどなく、隔靴掻痒でもあったので、小社からの刊行を思い立った次第です。在スロヴァキアのジャーナリスト増田幸弘さんに無理をお願いすると、翻訳に加えて、チェコの関係者への取材やドイツの強制収容所でのルポもふくめて、ヨゼフのプラハでの活躍から没するまでの生涯をたどった、長い解説原稿も届きました。貴重な本邦初紹介のエピソードも含まれているはずですので、ぜひあわせてご一読ください。
大文字の主義や思想ではなく、自由や民主主義のために描かれた本書収録の作品が、この悪時代の日本であらたに評価されることを切に望んでいます。

著者プロフィール

ヨゼフ・チャペック  (ヨゼフ・チャペック)  (

1887年、オーストリア=ハンガリー帝国下のフルノフに生まれ、1945年、ナチス・ドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所に没する。プラハ工芸美術大学で学んだあと、画家、物語作家、エッセイスト、装幀家として活躍する。弟カレルとの「チャペック兄弟」としても、現在に至るまで世界各国で愛され、高い評価を受けている。
邦訳されたおもな著作に、『ヨゼフ・チャペック エッセイ集』(飯島周訳、平凡社、2018)、『こいぬとこねこのおかしな話』(木村有子訳、岩波少年文庫、2017)、『チャペックの本棚 ヨゼフ・チャペックの装丁デザイン』(千野栄一訳、ピエブックス、2003)、『園芸家12カ月』(カレルとの共著、小松太郎訳、中公文庫、1996)など多数がある。

増田 幸弘  (マスダ ユキヒロ)  (編訳

1963年、東京に生まれる。フリー編集者・記者。早稲田大学第一文学部卒業。
おもな著書に、『不自由な自由 自由な不自由 チェコとスロヴァキアのグラフィック・デザイン』(共著、六耀社、2017)、『黒いチェコ』(彩流社、2015)、『プラハのシュタイナー学校』(白水社、2010)などがある。

増田 集  (マスダ ツドイ)  (編訳

1995年、山口に生まれる。ブラチスラヴァ美術デザインアカデミー(VŠVU)在学中。
共著に、『不自由な自由 自由な不自由 チェコとスロヴァキアのグラフィック・デザイン』(六耀社、二〇一七)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。