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ドイツ映画零年
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年8月
- 書店発売日
- 2015年8月5日
- 登録日
- 2015年7月10日
- 最終更新日
- 2015年8月7日
紹介
ナチスのプロパガンダ映画を撮ったレニ・リーフェンシュタールをはじめ、政治や犯罪と融合した高度な思想性にこそ魅力を放つドイツ映画。ヴァイマル時代から戦後のファスビンダー、ストローブ=ユイレ、そして移民映画の数々にいたる《映像の世紀》の検証を通して映画史の顚覆を謀る映像論の集成。
目次
「零度」のまなざし──まえがきにかえて
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第1章 ファスビンダーとその時代
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映像と記憶──戦後ドイツの光景を映画はいかに記録したか
ファスビンダーと戦後ドイツ社会
時代を超越する作家と作品についての覚書──『ベルリン・アレクサンダー広場』
イマージュへの抵抗と信頼──ドゥルーズの『シネマ』とニュージャーマンシネマ
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第2章 撹乱するドイツ映画
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『M』、または『われわれのあいだの殺人者』
悪の媒体としての空虚──マブゼはそこにいる?
戦後ドイツのマブゼ博士
「エルドラド」から「クローゼット」へ──ヴァイマル時代の同性愛文化とそのゆくえ
戦後ドイツのクライスト──『O侯爵夫人』『ハイルブロンのケートヒェン』
統一前夜の分断都市──『ベルリン・天使の詩』
二十一世紀の「ベルリン映画」──トーマス・アルスランをめぐって
ボーダーを揺さぶる「移民」映画──『愛より強く』
一つにして多様な世界──『おじいちゃんの里帰り』
楽園の真実?──『コミュニストはSEXがお上手?』
「東ドイツ」という大ヒット商品──『グッバイ、レーニン!』
字幕翻訳の余白に──『ドストエフスキーと愛に生きる』
ありのままのチェルノブイリ──『プリピャチ』
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第3章 レニ・リーフェンシュタール断想
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二十一世紀のリーフェンシュタール
人工楽園の夢と現実──リーフェンシュタール追悼
リーフェンシュタール論をはじめるまえに
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。