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見知らぬ日本 グリゴーリー・ガウズネル(著) - 共和国
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見知らぬ日本 (ミシラヌ ニッポン)
原書: Невиданная Япония

文芸
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発行:共和国
四六変形判
縦188mm 横125mm 厚さ16mm
重さ 350g
228ページ
上製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-907986-87-2   COPY
ISBN 13
9784907986872   COPY
ISBN 10h
4-907986-87-4   COPY
ISBN 10
4907986874   COPY
出版者記号
907986   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月25日
書店発売日
登録日
2023年7月5日
最終更新日
2023年7月28日
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書評掲載情報

2023-09-02 東京新聞/中日新聞  朝刊
2023-08-03 週刊新潮  8月10日号
評者: (15行本棚)
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紹介

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20歳のロシア青年による、100年前の日露文化交流。
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1927年5月、新興芸術が勃興する日本を訪れたソ連の青年、G・ガウズネル。メイエルホリド劇場から派遣された若き演劇人は、およそ半年間の日本滞在で、何を見て、何を体験したのか。幻の日本紀行、本邦初訳。
のちに女優・岡田嘉子と亡命する杉本良吉、プロレタリア作家・葉山嘉樹らとの交流や、歌舞伎や能の観劇、関西旅行などを通して、いまでは忘れられた日本の文化・風俗が浮上する貴重な記録。

定価2600円+悪税

目次

1、本州を横切って
2、東京
3、紙の家の人々
4、ナガタ
5、日本の劇場にて
6、前衛座
7、葉山嘉樹
8、労働者地区
9、奈良・京都
10、日本アルプスにて
11、大阪にて

解説 ガウズネルと日本

訳者あとがき

前書きなど

「ああ、日本に着いて最初の二週間で僕のこの冷静さはこなごなにくだけ散った。そう、対極に位置するこの二つの日本はそのどちらもここに在る。ゲイシャとプロレタリア文学、紙の家と商業地区の高層建築、茶の儀式とロシア風の外套に身を包んだ学生たち、孔子は版を重ね、プレハーノフだって翻訳されていた。全部あった。過去が未来と混ざり合っていた。これこそが今日のアジアのスタイルだった。〔……〕机の上に置かれたラジオの拡声器の隣で、ばかでかいサモワールが沸いている。勘が鈍い人間はただただ混乱するだろう。だが、思考を止めさえしなければ、これこそが十八世紀から二十一世紀へと一気に跳躍する国のスタイルなのだと理解する。/僕の日本での旅はこうやって始まった。」
――第1章より

著者プロフィール

グリゴーリー・ガウズネル  (グリゴーリー ガウズネル)  (

1906年11月1日、モルドヴァ共和国キシナウに生まれ、1934年9月4日、アブハジア共和国ガグラに没する。作家、詩人。モスクワのブリューソフ文学芸術大学を卒業後、1925年、構成主義文学センターに参加。国立メイエルホリド劇場演出部に所属する。
著書に、『見知らぬ日本』(本書、1929)、『非日常を探し求めた九年間』(未邦訳、1934)、共著に、『スターリン記念 白海・バルト海運河――建設史1931-1934』(同、1934)がある。

伊藤 愉  (イトウ マサル)  (翻訳

1982年、京都府に生まれる。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程単位取得退学。現在は、明治大学文学部専任講師。専攻は、ロシア演劇史、日露文化交流史。
共著に、永田靖他編『歌舞伎と革命ロシア――一九二八年左団次一座訪ソ公演と日露演劇交流』(森話社、2017)、 菅孝行編『佐野碩 人と仕事 1905-1966』(藤原書店、2015)など。翻訳に、キャサリン・ブリス・イートン『メイエルホリドとブレヒトの演劇』(谷川道子との共編訳、玉川大学出版部、2016)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。