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見知らぬ日本
原書: Невиданная Япония
四六変形判
縦188mm
横125mm
厚さ16mm
重さ 350g
228ページ
上製
価格
2,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年7月25日
- 書店発売日
- 2023年7月28日
- 登録日
- 2023年7月5日
- 最終更新日
- 2023年7月28日
書評掲載情報
2023-09-02 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2023-08-03 |
週刊新潮
8月10日号 評者: (15行本棚) |
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紹介
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20歳のロシア青年による、100年前の日露文化交流。
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1927年5月、新興芸術が勃興する日本を訪れたソ連の青年、G・ガウズネル。メイエルホリド劇場から派遣された若き演劇人は、およそ半年間の日本滞在で、何を見て、何を体験したのか。幻の日本紀行、本邦初訳。
のちに女優・岡田嘉子と亡命する杉本良吉、プロレタリア作家・葉山嘉樹らとの交流や、歌舞伎や能の観劇、関西旅行などを通して、いまでは忘れられた日本の文化・風俗が浮上する貴重な記録。
定価2600円+悪税
目次
1、本州を横切って
2、東京
3、紙の家の人々
4、ナガタ
5、日本の劇場にて
6、前衛座
7、葉山嘉樹
8、労働者地区
9、奈良・京都
10、日本アルプスにて
11、大阪にて
解説 ガウズネルと日本
訳者あとがき
前書きなど
「ああ、日本に着いて最初の二週間で僕のこの冷静さはこなごなにくだけ散った。そう、対極に位置するこの二つの日本はそのどちらもここに在る。ゲイシャとプロレタリア文学、紙の家と商業地区の高層建築、茶の儀式とロシア風の外套に身を包んだ学生たち、孔子は版を重ね、プレハーノフだって翻訳されていた。全部あった。過去が未来と混ざり合っていた。これこそが今日のアジアのスタイルだった。〔……〕机の上に置かれたラジオの拡声器の隣で、ばかでかいサモワールが沸いている。勘が鈍い人間はただただ混乱するだろう。だが、思考を止めさえしなければ、これこそが十八世紀から二十一世紀へと一気に跳躍する国のスタイルなのだと理解する。/僕の日本での旅はこうやって始まった。」
――第1章より
上記内容は本書刊行時のものです。