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我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本 大熊 ワタル(編) - 共和国
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我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本 (アバンタバン サックスフキ・シノダマサミドクホン)

芸術
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発行:共和国
菊変形判
縦224mm 横140mm 厚さ14mm
重さ 300g
184ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-907986-03-2   COPY
ISBN 13
9784907986032   COPY
ISBN 10h
4-907986-03-3   COPY
ISBN 10
4907986033   COPY
出版者記号
907986   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2022年12月8日
書店発売日
登録日
2022年11月21日
最終更新日
2023年5月30日
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書評掲載情報

2023-04-29 毎日新聞  朝刊
評者: 松原隆一郎(放送大学教授・社会経済学)
2023-03-10 週刊金曜日  1415号
評者: 松村洋
2023-02-22 intoxicate  162号
評者: 小沼純一
2023-02-14 レコード・コレクターズ  2023年3月号
評者: 武田昭彦
2023-01-06 KBS京都「大友良英のJAMJAMラジオ」」  
評者: 大友良英、石橋正二郎
2022-12-10 NHK FM「ジャズ・トゥナイト」
評者: 大友良英
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紹介

没後30年を経て甦る、稀代の音楽家の人と音楽。
生活向上委員会大管弦楽団、じゃがたら、コンポステラ、東京チンドンなどで活躍し、1980年代末から90年代初頭の「時代」を駆け抜けたサックス吹き、篠田昌已(1958-92)。その没後30年と再評価を期して、2008年に少部数だけ発行された入手困難な冊子『コンポステラ★星の広場で』を増補・再構成。新たに本人のインタビューを発掘し、町田康、大友良英、細川周平、平井玄各氏ら一線で活躍する表現者50余名による寄稿を収録する。ミュージシャン篠田昌已の《これまで》と《これから》がここにある!
定価1800円+悪税

* 2022年12月10日放送のNHK-FM「ジャズ・トゥナイト」で大友良英さんに紹介されました。

*2023年2月25日(土)18時より、渋谷Li-Poでトークライヴ「篠田昌已ナイト」開催決定。限定30名です。ご予約・お問い合わせは以下のサイトまで。
https://li-po.jp/?p=7397

目次

はじめに│大熊ワタル
 
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第1章 サックス吹き、篠田昌已
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篠田昌已略伝│大熊ワタル
篠田昌已34年の軌跡│大熊ワタル
 
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第2章 篠田昌已、語る
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チンドンを探っていくと自分の中で日本が見えてくる
チンドンは、うた心をのせて、風の中を飛んでいく
チンドンに出会って、楽士になって
 
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第3章 篠田昌已との日々
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みっちゃんと篠田君のこと│大熊ワタル
コンポステラの日々│関島岳郎
冬に記す夏の音楽│平井 玄
ビザンチン・ジャズの勃興!?│平井 玄
星を駆ける音──篠田昌已+西村卓也『DUO』│齋藤芽生
篠田昌已のビデオテープ│齋藤芽生
自分の踊り方で踊るということ│佐藤幸雄
 
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第4章 篠田昌已追悼
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堂々と、楽々としたサックスは君の生き方そのものだった│細川周平
舞台に置かれた一本のアルトサックス│平井 玄
篠田昌已氏を悼む│松沢呉一
言葉持たぬ人々の歌乗せて│藤村俊之
 
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第5章 篠田昌已におくる言葉
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ぼくの大切な音│池内文平
あくまで個人的な篠田君との思い出│石橋正二郎
(無題)│今沢 裕
篠田君へ│梅津和時
歩幅のリズムでポゴる│Eppai
今でもそのときの曲を│エマーソン北村
満月と篠田君│大熊ワタル
篠田昌已 生誕50年│OTO
しのちゃんって呼んでたっけ│大友良英
「力を合わせる」ということ│加藤 彰
篠田昌已という音│川村恭子
シノダ憑き│北里義之
篠田昌已のこと│久下惠生
血の色をした音│工藤冬里
(無題)│倉本高弘
しのだくんをしのんで│黒田京子
篠田くんの思い出│香村かをり
我方と他方の縁│こぐれみわぞう
(無題)│小山景子
追想│小山哲人
道しるべのような存在│近藤達郎
壁にはRain Dogs のポスター│近藤哲平
あの確信を想う│桜井大造
(無題)│清水一登
篠田へ│杉林恭雄
篠田さんのこと│杉本卓也
三つの思い出│鈴木健雄
篠田さんのこと│須山公美子
篠田昌已のこと│関島岳郎
トンボ眼鏡のぐるぐる│園田佐登志
87年の前と後│高田洋介
すべての人は同じ地平に│田中美登里
(無題)│知久寿焼
(無題)│中尾勘二
(無題)│西村卓也
(無題)│服部夏樹
篠田!!│早川岳晴
夕焼け色の音│bikke
微力と増量─篠田さんの思い出と、交錯する道│東 琢磨
50歳の篠田くんへ│平井 玄
篠田君の思い出│細川周平
篠田君のこと│町田 康
篠田君との思い出│向井千惠
篠田さんへ│めいなCo.
篠田さんへ☆│もりばやしみほ
篠田くん、ゴメンネ│持田明美
(無題)│森川訓恵
死んだ篠田クンを偲んで│山崎春美
Many happy returns!│山田真珠美
(無題)│れいち
★篠田昌已とのあれやこれや│ロリー
 
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第6章 篠田昌已資料館
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ディスコグラフィー
関連資料
 
---
あとがき│大熊ワタル

前書きなど

1970年代末、一世を風靡したフリージャズ・オーケストラ「生活向上委員会」の最年少メンバーとして登場したサックス吹き・篠田昌已は、80年代に入ると「PUNGO」「じゃがたら」「A-Musik」など、カテゴリーを超えて後世に名前の残るバンドに参加し、その忘れがたい音色と演奏、そして人懐こい笑顔により、地下音楽シーンの多くの人に愛される存在となっていった。
80年代末、30歳になる頃、いよいよ自身のグループをまとめ、「篠田昌已ユニット」「COMPOSTELA」「東京チンドン」などで名作を放ち、広く世に認められかけた。しかし幼少期からの重い内臓疾患との闘いは彼のそれ以上の活躍を許さなかった。

音源化された演奏は後世に残り、それなりに広く未知のリスナーにも届いてきただろう。しかし、短い生涯を懸命に生きた彼の人となりや考えは、断片的に文字化されてはきたものの、歳月とともに散逸し、篠田昌已の全体像を一望することが難しくなってきた感は否めない。
〔……〕
この本の元になっているのは、2008年、篠田の生誕50年を記念して企画したライブイベントに合わせて出版したパンフレット『コンポステラ★星の広場で』だが、少部数発行で入手困難となってすでに長い。また内容的にも、やや限られた範囲だったことから、あらたに本書の企画に至った。
2021年ごろから没後30年のタイミングを意識するようになり、増補改訂すべきか折りにふれて検討してきた。そこで大きな力となったのは、30年前の雑誌などを引っ張り出して再読した、篠田に捧げられた一群のテキストの忘れがたい内容のおかげだった。旧パンフでは単に参照文献リストに挙げただけだったこれらの関連テキストを、この機会に何としても集めなくてはと思うようになった。〔……〕
――大熊ワタル「はじめに」より

版元から一言

2022年12月7日(水)、8日(木) 2Days
篠田昌已没後30年ライヴ開催!
コンポステラ~星の広場で(Fiesta de Compostela)vol.2

◎ 本書の先行販売あり!

◎ COMPOSTELA、東京チンドンなどの活動で今も語り継がれる不世出のサックス吹き・篠田昌已の没後30年。元・生向委の両巨匠をはじめ、同世代の仲間たち、そしてポスト・コンポステラ世代まで豪華な面々が大集合! 日替わりホストバンドのジンタらムータ、ストラーダがゲストとともに篠田曲で大セッション!

◎ 12月7日(水)
チンドン有志:高田洋介(東京チンドン倶楽部)、中尾勘二、大熊ワタル、こぐれみわぞう他
of Tropique:近藤哲平 (cl) 田名網大介 (b) 藤田両 (ds) 小林ムツミ (perc)
大熊ワタル(cl)× 大友良英(g)× 原田依幸(pf)× 不破大輔(b)
佐藤幸雄とわたしたち:佐藤幸雄 (vo,g) POP鈴木(ds)玉川裕高(g)
ジンタらムータ:大熊ワタル(cl)こぐれみわぞう(チンドン)関島種彦(vl,mand)川口義之(sax)桜井芳樹(g)関島岳郎(tuba)中尾勘二(ds)
篠田セッション:ジンタらムータ+香村かをり(韓国打楽器)リュウセイオー龍(踊り)etc.
 
◎ 12月8日(木)
EPPAI(イッペイ)
杉林恭雄(弾き語り)
小山景子(弾き語り)
近藤達郎(kb)× 清水一登(kb)
もりばやしみほ(hi-posi)
Strada:中尾勘二(sax,kl) 桜井芳樹(g) 関島岳郎(tuba) 久下惠生(ds)
篠田セッション:Strada +梅津和時(sax)西村卓也(b)etc.

MC:田中美登里(ラジオパーソナリティー)※両日とも

会場:Star Pine's Cafe
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
   Tel. 0422-23-2251

開場:18:30 / 開演:19:00

前売:\4,500(+1drink/通し券¥8000+各日1drink
当日 \5,000+1drink(整理番号順入場・全自由)

詳細はこちらをクリック→

著者プロフィール

大熊 ワタル  (オオクマ ワタル)  (

編者:1960年広島県生まれ。音楽家。クラリネット、キーボード、ギターなどを担当し、これまでに参加したバンドは、現在自ら率いているシカラムータ、ジンタらムータのほか、絶対零度、ルナパーク・アンサンブル、ピヂンコンボ、オルケスタ・デル・ビエント、蠱的態、東京チンドン(長谷川宣伝社)、ILL BONE、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、ソウルシャリスト・エスケイプなど多数。
主なアルバムに、シカラムータ『シカラムータ』(1998)、『LIVE at 磔磔』(2014)、ジンタらムータ『Dies Irae 怒りの日』(2014)など多数。
著書に、『ラフミュージック宣言』(インパクト出版会、2001)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。