版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
ユキウサギのチッチ 富士元 寿彦(著) - 亜璃西社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫僅少

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 返品はガイドブックを除き、原則承ります。

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

ユキウサギのチッチ (ユキウサギノチッチ) サロベツ四季物語

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:亜璃西社
A4変形判
60ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-900541-48-1   COPY
ISBN 13
9784900541481   COPY
ISBN 10h
4-900541-48-6   COPY
ISBN 10
4900541486   COPY
出版者記号
900541   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫僅少
初版年月日
2002年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2020年8月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

●北海道北部の日本海側に広がるサロベツ原野は、面積23,000ヘクタールの広さを誇る、豊かな自然に恵まれた秘境の地です。
●著者はこのサロベツをメイン・フィールドに、ネイチャーフォトグラファーとしてこれまで数多くの作品を発表してきました。そんな著者だからこそ撮ることができた、エゾユキウサギ(北海道に住むノウサギの仲間)の貴重な生態と愛らしい姿をまとめたのがこの写真集です。
●春に生まれたチッチが1年をかけてたくましく成長する姿を、鮮やかに移り変わるサロベツの四季の風景とともに追いながら、同時にエゾユキウサギの知られざる生態も紹介。臆病な性格の彼らを間近で捉えた数々の貴重な写真からは、ユキウサギたちの温もりまでが伝わってきます。
●そうした写真に加え、その知られざる生態についてもやさしく解説。、大人から子どもまでが楽しめるネイチャー・フォト・ストーリとなっています。彼らのユーモラスな表情は、あなたをきっと幸せな気分にさせてくれるはずです。


目次

はじめまして …………………………… 1
はる Spring is coming ……………… 4
なつ Summer is coming ……………… 16
あき Autumn is coming ……………… 28
ふゆ Winter is coming ……………… 38  
  

前書きなど

 ぼくはエゾユキウサギの「チッチ」。今ではすっかり立派な大人のウサギになったけど、生まれた時は兄弟の中で一番ちっちゃかったから“チッチ”って呼ばれてるんだ。よろしくね。
 ぼくたちエゾユキウサギは、北海道に住んでいるノウサギで、平地から山地までいろんなところで暮らしている。夏は茶色の毛が、冬になると名前どおり雪のようなまっ白い毛にはえかわるのが自慢なんだ。
 昔は北海道にもたくさんいて、みんなぼくたちのことを知っていた。だけど、とてもこわがりで警戒心が強いから、エゾユキウサギの生活をくわしく知っている人は少ないよ。ペットになっている“飼いウサギ”とまちがえる人もいるけど、ぼくたちは“ノウサギ”の仲間で種類も全然ちがうんだ。
 さて、ぼくが生まれ育ったのは、北海道北部の日本海側に広がるサロベツ原野。ここは面積23,000ヘクタールというとっても広いところで、豊かな自然に恵まれた、原始の姿が今も残っている秘境の地なんだ。原野の半分近くは湿地で、沼沢地がたくさんある。中でも一番大きな川がサロベツ川で、海の向こうには利尻富士とよばれる利尻島が見える、とっても景色のいいところなんだ。初夏になると、エゾカンゾウやエゾスカシユリ、ハマナスなどの花が、原野や海岸草原一面に咲いて、お花畑のようになるんだよ。
 これからはじまるのは、そんなサロベツ原野で生きるぼくチッチと仲間たちの生活を紹介する“エゾユキウサギの成長物語”。きれいだけど厳しくもあるサロベツの自然の中で、ぼくが1年をかけて一人前のウサギに育つまでの生活ぶりを見てくださいね。(p2「はじめまして」より)

版元から一言

★エゾユキウサギの写真を初めて著者に見せていただいた時、あまりの愛らしい姿に思わず年甲斐もなく「かわいいっ!」と口走ってしまいました。それほどキュートで愛くるしいユキウサギたちですが、写真は実にさりげなく撮っているように見えるのです。でも、あれだけリラックスした彼らの表情を至近距離で撮れる人は、日本でも著者くらいなものでしょう。
★その数がどんどん減っているという、北海道のエゾユキウサギたち。身近な隣人たちの魅力あふれる素顔を知ってもらうことで、彼らの明るい未来に少しでも役立てれればと思います。

著者プロフィール

富士元 寿彦  (ふじもと としひこ)  (

1953年、北海道幌延町生まれ。子どもの頃からの動物好きが高じ、野生動物をメインとしたネイチャーフォト専門のフリーカメラマンとなる。主な著作に『利尻礼文サロベツ植物花図鑑』(偕成社)、『飛べ!エゾモモンガ』(大日本図書)、『ノウサギの四季』(平凡社)、『エゾクロテン』(講談社)、『エゾフクロウ』『エゾモモンガ』(共に北海道新聞社)などがある。1982年、厚生省児童福祉文化奨励賞受賞。1987年、平凡社準アニマ賞受賞。(社)日本写真協会会員

上記内容は本書刊行時のものです。