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佐藤のりゆきの新北海道デザイン
北海道自立のために、すぐやらなければならない!
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年9月
- 書店発売日
- 2014年9月20日
- 登録日
- 2014年9月17日
- 最終更新日
- 2014年9月20日
紹介
財政難を抱え、北海道は今、大きな変革の必要に迫られている。
今こそ「陳情行政」から脱却し、北海道ならではの発想「北海道スタンダード」を掲げ、
独立の気概を持った自立を目指すことが必要ではないか。
北海道人として、またキャスターとして北海道の現状を深く見つめてきた著者が、
観光、農業、地域医療をはじめとした12の分野の「北海道スタンダード」を提言。
各分野の俊秀18名と討論を繰り広げ、「北海道が今すぐやらなければならないプラン」を熱論する。
〈おもな対談者〉※経歴はいずれも取材当時のもの
寺島光一郎(北海道町村会会長)、大西雅之(鶴雅グループ代表)、曽我野秀彦(日本銀行札幌支店長)、
松岡市郎(東川町長)、江口克彦(元PHP総合研究所代表取締役社長・参議院議員)、
ほか13名
目次
はじめに――変える気概と覚悟
New Design 1.観光
「観光立国・北海道」を実現――「観光予算」は、自力でつくり出そう
全国最低レベルの「六億円」を「三〇億円」に増やす方策
New Design 2.麻栽培
雇用を創出!「麻」が北海道を救う
「北海道発の新産業」を興そう――行政は重い腰を上げよ!
New Design 3.農業
安心・安全、良質――「北海道スタンダード」で世界と戦おう
「稼げる農業」への構造転換、その方策とは?
New Design 4.行政改革
地域主権の競い合い――北海道を「四分割」に再編
「一四支庁」復活――行政運営は地域の人に任せよう!
New Design 5.地域医療
北海道から「医療過疎」をなくそう!急げ、「地域包括ケアシステム」の構築を
「地域医療」の充実は「行政力」に懸っている
New Design 6.地域福祉
介護職員に、「処遇改善補助金」制度の創設を
「超老老介護」の「越冬問題」にも斬り込む
New Design 7.経済
北海道の一〇年後――「人ロ減少・高齢化対応のビジネスモデル」を輸出
「負」のところに「ビジネスの種」が転がっている
New Design 8.会計制度
「企業と同じ会計方式」で「財政再建」のストーリーを書け!
借金の山を築く現行の「会計制度」の仕組み
New Design 9.下水道経営
下水管は不要!?持続可能な「水システム」を築く
北海道から始める循環型社会のモデルづくり
New Design 10.空港国際化
アジアをターゲット!新千歳空港を「国際空港」に
併せて、バス中心の二次交通網の整備を提唱!
New Design 11.シップリサイクル
「廃船解体」の事業化!室蘭の「技術力」を生かして
見直そう!「港湾力」も「ものづくり力」も
New Design 12.サマータイム制
「サマータイム制」導入――世界経済が北海道から動き出す
北海道人が「自主独立」の気概を取り戻すための最大の一手!
おわりに――「変えよう!変わろう!北海道!」に、皆さんと踏み出すために
前書きなど
はじめに 変える気概と覚悟
失われた考える力、行動する力
北海道には、「北海道スタンダード」がない。
北海道スタンダードとは、北海道ならではの考え方、そしてやり方だ。
(中略)
北海道は本州とほどよく離れ、気候風土も独特、産物も豊富なのだから、まさに北海道らしい北海道スタンダードができるはずだ。「独立の気概を持った自立」を目指せば、私たち道民はもっと豊かになり、人生が楽しく面白くなる。自立した地域や国が持続可能な社会を生むのである。その根本にあるのが北海道スタンダードなのである。さらには、札幌市と小樽市とでは事情が違うのだから、道庁のお達しをそのままいただくのではなく、それぞれに「札幌スタンダード」「小樽スタンダード」をつくるべきなのである。これが地域活性化の源になるのだから。
リーダーに必要なのは「企画力」と「実行力」
本書では、観光、農業、新産業などこれからの北海道蘇生のけん引となるべき分野で、それぞれ北海道スタンダードを提言している。一つでも変わればすべてが変わるような北海道スタンダードだと自負している。
私は北海道で生まれ育ち、北海道で仕事をしてきた。二〇一三年、一八年間キャスターを務めたテレビ番組「のりゆきのトークDE北海道」の終了後、北海道の現状を憂い憤り、「北海道独立研究会」を主宰し、「変えよう!変わろう!北海道!」を肝に銘じて北海道の研究にいそしんできた。その成果を「北海道が今すぐにやらなければならないプラン」として、本書で提言している。
本書は、独立研究会のメンバー、ラジオやテレビ番組などで知己を得たそれぞれの分野に精通した方々との対談という形式をとり、皆さんには私のプランをさらに分かりやすくするために補完していただいた。
(中略)
さて、本書に掲げた私のプラン実現に必要なのは、私たち道民の「気概」と「覚悟」である。そして、リーダーに必要なのは「企画力」と「実行力」、そして霞が関と闘える「腕力」だ。そして、腹の底から湧きあがってくる「やる気」なのである。
(後略)
上記内容は本書刊行時のものです。