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近代ボバース概念 理論と実践
成人中枢神経疾患に対する治療
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2011年2月
- 書店発売日
- 2011年2月25日
- 登録日
- 2011年1月28日
- 最終更新日
- 2014年8月15日
紹介
国際ボバース講習会講師会議認定アドバンス・インストラクターの著者による、中枢神経系に障害を呈した患者に対する評価と治療を、根拠に基づく治療を基に方向付けした手引書。ボバース理論のみならず、理論的情報と臨床関連とのバランスをうまく保つために臨床例を数多く挙げることを本質として編纂。実際の臨床現場における治療場面の写真など、240にも及ぶ図版を用い、わかりやすさとあらゆる現場で活用できることを目指した。理学療法士、作業療法士、成人の神経疾患に携わる熟練者、学生、ボバースインストラクター、身体領域で働くトレーナーなどへ、臨床における具体的な指針の手助けをしてくれる貴重な一冊。
●中枢神経系に障害を呈した患者に対する根拠に基づく治療法を紹介。
●多数の臨床例により理論的情報と臨床現場とのバランスをとった解説。
●神経筋骨格系、運動制御、神経と筋の可塑性をとらえる。
●人間の相対的な生命体の機能と構造までを展開。
目次
はじめに
ボバース夫妻:歴史的概要/国際ボバースインストラクタートレーニング会議(IBITA)/IBITAの理論的仮説と臨床実践
1 神経生理学の適応
1.1 システムコントロール(システムと構造における感覚運動統合の関連について)
神経筋システム/体性感覚システム、視覚、バランス/脳と脊髄
1.2 可塑性
神経可塑性
1.3 中枢神経系障害後の再編成と結果
上位運動ニューロン障害/上位運動ニューロン症候群の複雑な問題
2 理学療法
2.1 バランスと運動/ヒトの運動コントロール/バランス/正常運動と正常バランスコントロールからの逸脱
2.2 介入-考察と選択
姿勢セット/基本姿勢と姿勢セットの分析/キーエリア/選択運動と機能的活動/自律運動と随意運動との間の関連性/ハンドリング/能動運動、不使用学習、無視、他動運動/連合反応のコントロール/フィードバック/効果の継続
2.3 他の介入:いくらかの要点
筋力トレーニング/トレッドミルトレーニング/多職種とのチーム医療/補装具/痙性に対する内科的治療
3 評価
3.1 国際生活機能分類(ICF)
3.2 理学療法評価
現病歴/機能的活動/身体機能と構造/感覚、知覚、不使用学習/疼痛/臨床推論/評価の意義
3.3 効果測定
身体構造と機能測定/活動測定/自己報告測定/客観的な目標設定/評価図表/評価と記述/まとめ
4 症例報告
4.1 症例報告
既往歴、社会歴、活動と参加/現病歴/評価/臨床推論と仮説/理学療法と臨床推論/理学療法評価と治療の連続的過程/退院時評
4.2症例報告
社会歴、活動、参加/病歴/以前の訓練歴と治療歴/現在の問題点/リサの目標/評価/臨床推論と仮説/理学療法/評価/その後
参考文献/索引
ボバースコンセプトがよくわかる
上記内容は本書刊行時のものです。