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取引情報
いのちのほとり
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年12月13日
- 書店発売日
- 2023年12月13日
- 登録日
- 2023年9月13日
- 最終更新日
- 2024年6月4日
紹介
なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか…。
生きづらさ当事者として心の病気や死にたい気持ちをそのまま肯定し発信する作家・カウンセラーの咲セリが贈る、4つの問いを紡ぐフィクション短編集(4編収録)。ふがいない自分をただただ肯定する、お守りのような一冊。人生に迷い押しつぶされそうな時に、「生きたい」というひとすじの強烈な希望を見つけられることでしょう。
<作品紹介>
・どうして生きているんだろう-。ミノの中でもがく「きみ」と「あなた」の物語 - 『いのちのほとり』、
・感じることを忘れてしまった「その人」の、人生の終わりにふいに訪れた独りじゃない夜の痛み -『あわいのほとり』、
・愛する人を突然失い、取り残された日々を生きる「彼女」が抱えていく想い -『さようならのほとり』、
・”一度でいいから、誰にも所有されない生というものを味わってみたかった。”違う生を望みながら自らの生を終える生きものたちの命の連鎖 -『えいえんのほとり』。
<造本の美しさ>
この本は、本来の上製本の造形の美しさを味わってもらうために、カバー無し・帯のみの商品となります。
表紙には手触りの良い紙を使用し、手のひらにそっと乗る、小さくて軽い本になっています(縦160cm×横130cm・厚み1.1cm、重さ174g)。
丁寧に作られたものは、そこにあるだけで人の心を癒すお守りになります。
2色刷で作られた中面には、全144ページ中60点以上の挿絵を掲載。見返し紙としおりひもには、表紙の絵に合わせた水色を使用。
文字を読む元気がない時でも、ただそこにあるだけで持ち主の存在を肯定できるような、お守りになるような美しい本が出来ました。(版元:風鯨社より)
<作家より>
「ここにある小さな物語は、私の最初に出会った問いに、不器用な私がみつけた、私なりの答えです。命の数だけ、答えがあると思います。だから、共感してほしいとは望みません。
ただ、こんなふうな見方をした人間もいるのだと、もしこれを読んでいるあなたが苦しんでいるのなら、知ってもらえたら少しだけ嬉しい、そう願い書きました。 」 咲セリ(本文あとがきより)
目次
いのちのほとり -なぜ生きるのか
あわいのほとり -なぜ死ぬのか
さようならのほとり -なぜ愛するのか
えいえんのほとり -なぜ自分は自分なのか
あなたの物語
あとがき
この本を一緒に作ってくれたみなさま
前書きなど
生きていて、いい――。
そのことばを聞きたいと願って、
もうどれくらい経つでしょう。
「あなた」と、「きみ」の、手のひらからこぼれてゆく、いまに。
口を結び、その身を抱き、
ずっと、ひとりきりでふるえていた、いままでに。
版元から一言
この本は、誰かに教えを届ける「実用書」ではありません。
なぜ生きるのか、なぜ死ぬのか、なぜ愛するのか、なぜ自分は自分なのか。作家自らが抱える4編の問いと答えを咲セリが4つの物語として紡ぎました。
「死にたい」という気持ち。それまで否定しては心まで死んでしまう。辛い想いを抱えているのはあなただけじゃない。そんな想いを伝える「みんなで作る命のリレーブック」として、クラウドファンディングを通じて100名以上の方からご協力をいただき、協力者のお名前を掲載したメッセージページや、直接手渡したい誰かや自分への言葉を書き込める空白ページを作り、この本を開くだけで、「ひとりじゃない」と思えるような、お守りのような本を作りました。生きづらさを抱える人、迷いの中にいる人へ届いてほしい1冊です。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。