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鱒旅 黒石真宏(著/文) - 黒石商店
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鱒旅 (マスタビ) フライフィッシング釣行記集 (フライフィッシングチョウコウキシュウ)

文芸
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発行:黒石商店
A5判
234ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-9911383-1-7   COPY
ISBN 13
9784991138317   COPY
ISBN 10h
4-9911383-1-0   COPY
ISBN 10
4991138310   COPY
出版者記号
9911383   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年12月10日
書店発売日
登録日
2020年10月7日
最終更新日
2020年10月7日
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紹介

 魚釣りについて書かれた散文に釣行記と呼ばれるジャンルがある。この本はフライフィッシングの釣行記を集めた一冊である。
 釣行記はこれまで、主に雑誌に掲載されてきた。形式に決まりはなく、日記、紀行文、ストーリーなど様々なスタイルが入り混じっている。記録のつもりで書き残す人も多い。記録には利用価値がある。釣行にも旅や冒険の要素があり、さらに釣り人にとっては成果を得るための貴重なデータでもある。時間と場所、釣法、釣果の記録に、狙いをつけた魚を釣り上げたときの感激や、取り逃したときの悔しさが加わると共感や羨望、憧憬といった感情が湧き起こる。
 何を記録し、どんな心情を描写すべきなのか。著者は半世紀近く、フライフィッシングという釣法で鱒(脂鰭を持った鮭科魚類の意)を釣ることに固執し、そしてそれを釣行記として書き残す楽しみを見出してきた。十一編のうち、最初の釣行記は二十代前半、最後は還暦を過ぎてから書かれた。明日の釣りの参考になるべき記録的要素を探り、釣り人の心情の変化に触れることができる。

目次

○まえがき
○源流帯に棲んでいた野生のニジマス
○鬼怒川の夕暮れ
○レイルロードランチ
○ドッグフード・フィーダー
○贖罪プール
○増水スイッチ
○四日目の川
○逃した魚
○スプリット・テイル
○大日如来無為
○山麓の用水路
○あとがき
○文中登場フライパターン&レシピ

著者プロフィール

黒石真宏  (クロイシマサヒロ)  (著/文

1958年生まれ。1981年、日本初のフライフィッシング専門誌「フライフィッシング・ジャーナル」に同人として参加。1987年「フライの雑誌」創刊時編集者&ライター。1993年、フライフィッシング短編小説&随筆集「フライフィッシングの一年」(フライの雑誌社)上梓。他に「サイトフィッシングの戦術」(つり人社)共著。「釣り友だち」(渡渉社)。「オールドワークス 」(黒石商店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。