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寿司の「魔力」
850日間連続で寿司店に通いつづけ、30000カンの記憶とともに考えたこと
- 書店発売日
- 2024年6月7日
- 登録日
- 2024年4月19日
- 最終更新日
- 2024年5月23日
書評掲載情報
2024-06-23 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
6年間で1500万円以上を寿司に投資、30000カン以上を食してきた男、寿司リーマン。ついには、寿司を世界に広めるべく、SUМESHI(スメシ)と名付けた企業を立ち上げる。寿司の旨さとは何か。寿司店の大将との会話を通して見えてくる、寿司が人々を魅了する「魔力」――その秘密とは何か。寿司を日々食べ歩く「1ヵ月」の日記も公開。「読んで味わうおまかせコース」「読んで、見て、味わうおまかせコース」(カラーグラビア)付。
目次
はじめに わたくし「寿司リーマン」と申します
寿司の「魔力」の正体を追う/人生が豊かに―「出会い」と「つながり」/石川県野々市市「太平寿し」で覚醒する/1カンの寿司を前に大将と対話する/「寿司」推し、4つの理由/850日連続で寿司三昧の生活
第1章 寿司とは何か?―寿司の「魔力」
6年間で1500万円以上を寿司に投資/寿司店とはどんな場所か想像してみよう!/寿司の魔力の正体は己の中にある/「食べ物」としての寿司―その歴史/「生なれずし」から「早ずし」、そして握り寿司へ/「寿を司る食べ物」として江戸で人気を呼ぶ/時代とともに進化し、グローバル化する/寿司には“宇宙的”な無限の深みがある/寿司のために生まれてきたような魚/カウンター空間が客との微妙な距離感をつくる/縦/横の関係性、そこから生まれるコミュニケーション/寿司店には「和敬静寂」の精神が息づいている/シンプルなカウンター空間が心を整える/「出会い、学べる」という体験ができる/寿司を通して世界を知る/年間5000人=5万7600カンの寿司を握る/高級寿司店常連客の正体、その3つの特徴/日本全国から海外にまで広がる寿司ネットワーク/大将は寿司職人でもあり、MCでもある/ミシュラン2つ星店大将の言葉に学ぶ/まだ見ぬ寿司を求めて/大将の個性や“らしさ”に触れる楽しみ/寿司店にも十人十色の容姿・性格がある
寿司とは自分と向き合うこと/「寿司は噓をつかない」「私という人間そのものである」/究極的にシンプルな物体に宿る情熱的な物語/「人間」的な、あまりにも「人間」的な生々しい相互行為
読んで、見て、味わうおまかせコース(カラーグラビア)
これまで訪れた全国の名店(地図)
第2章 寿司はこんなにも素晴らしい―美味しさを読んで味わう
600軒、30000カンの記憶から/読んで味わうおまかせコース
お品書き/鯛/イカ1(ヤリイカ)/イカ2(子持ちヤリイカ)/イカ3(アオリイカ)/マグロ(赤身)//マグロ(中トロ)/マグロ(大トロ)/コハダ/コハダ(新子)/コハダ・続/ナカズミ/コノシロ//貝=赤貝/ホッキ貝/青柳/ハマグリ/海老(車海老1)/海老(車海老2)/甘海老/ボタン海老/穴子1(煮穴子)/穴子2(生穴子)/巻物(干瓢巻き)
第3章 「寿司リーマン」とは何者か?―私の自己紹介
ヒッチハイクで3回の日本縦断を達成/好きになると発動される「夢中モード」/「夢中力」を武器に、ピュアに生きていく/リクルートで過ごした20代/“トヨタイズム”に学ぶ/趣味が本業化し、新規事業開発を経験/株式会社SUMESHIを起業/人生初の高級寿司体験/名店の大将は“アーティスト”である/「寿司が、いきる。」世の中の実現に向けて
寿司リーマンの「寿司日記」―その1ヵ月の暮らし
第4章 寿司リーマンが描く寿司の未来
寿司とは、コミュニケーションである/「モノ」を超越した「コト」的コンテンツ/キーワードは「sushinication」/コアとなるのは「SUSHI LAND」/寿司好きにとっての「サードプレイス」/寿司愛に溢れるサラリーマンたち/「素人寿司職人会」/寿司を握り合って関係を深める/寿司好きによる、寿司好きのための祭典「SUSHI LAND FES」/寿司クイズ王決定戦、超難問に会場は盛り上がる/日本各地の旬のネタを、4つの有名店のシャリで食べ比べる/世界最大の「寿司の国」をつくりたい/1兆円以上の市場規模に対して何ができるか/3つの顔を合わせ持つ大将たち/体験(=コト消費)をビジネスに結びつける/寿司店パーソナライズマッチングアプリ/「sushinication」思想の最終形態・長期ビジョン/寿司のルネサンス化
インタビュー 板井良雄氏(板井工務店代表取締役)に聞く〈〝縦〟と〝横〟の関係〉
施工例 平面図・断面図(折り込み)
付録・寿司クイズ全15問
上記内容は本書刊行時のものです。