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今読み解く日本の庭園
作者の想いからデザインまで
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2024年10月10日
- 書店発売日
- 2024年10月10日
- 登録日
- 2024年9月23日
- 最終更新日
- 2024年9月27日
紹介
「日本のランドスケープデザインの原点は日本庭園にある」と戸田芳樹氏は言う。その戸田氏とは50年以上の付き合いという野村勘治氏は、作庭家重森三玲氏に入門し桂離宮を始めとする名園の調査に専念してきた。後に作庭家として独立するが、その傍ら「庭の語り部」としても活動してきた。政治や文化など時代背景とともに日本庭園を読み解く野村勘治氏の解説は、知的好奇心を刺激する。この2人がタッグを組み、名庭園の作者の想いとデザインを読み解き1冊にまとめた。2人の個性的な視点から読み解く日本庭園は、解説書に留まらず日本文化の歴史を壮大に語る一面も持つ。各章に添えられているコラムとともに日本庭園史における時代背景に触れることができる。一般の方へも配慮した細部に渡る用語解説付き。
目次
●はじめに
第1章:龍安寺庭園の謎を解く~天皇の陵墓を守る龍の庭~
第2章:鶴亀石組の意味と表現~鶴亀の先に何が見えるか~
第3章:小石川後楽園の3つのテーマ~能の世界・旅の風景・中国への憧憬~
第4章:小堀遠州の生涯と作品~綺麗さびを巡って~
●用語解説
●著者紹介
前書きなど
この書は実際に庭園を歩きながら読んで欲しい。作庭者の想いが強い庭園には必ず作者の声が天から降りてくる。重要なポイントに佇み、庭園が発している思いを受け止めて欲しい。この本を読むことで、作庭者が自ら日本庭園の素晴らしさを語りかけてくれるような体験をして欲しいと願っている。著者
版元から一言
歴史的、文化的背景から日本庭園を考察した新しい視点での解説書です。本文に散りばめられたコラムと巻末の用語解説により、日本庭園に詳しくない方も無理なく理解できる編集になっています。日本の庭園文化の奥深さを知り、日本庭園に関心を向けていただけると思います。
上記内容は本書刊行時のものです。