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臨床のスピカ 前川 ほまれ(著) - U-NEXT
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臨床のスピカ (リンショウノスピカ)

文芸
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発行:U-NEXT
四六判
縦190mm 横131mm 厚さ22mm
重さ 350g
368ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-911106-24-2   COPY
ISBN 13
9784911106242   COPY
ISBN 10h
4-911106-24-7   COPY
ISBN 10
4911106247   COPY
出版者記号
911106   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年8月30日
書店発売日
登録日
2024年5月14日
最終更新日
2024年9月13日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2024-10-05
2刷 出来予定日: 2024-08-27
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紹介

山田風太郎賞受賞後第一作

寄り添い、寄り添われ、生きていく

動物介在療法に携わるDI犬のスピカと、そのハンドラーの凪川遥が、横紋筋肉腫を患った5歳児、強迫性障害を抱える中学生、産後うつの患者や家族たちと向き合う。それは、凪川自身の内面にも変化を起こし、やがて大きな決断をすることに。
動物介在療法を知るきっかけとなった同期との出会いとその後、育児放棄をした母とのこれから。
犬と人との関係を通じ、人と人との心地よい距離と自分自身のありようを見つめ直していく。

命の現場を舞台に、現役看護師の著者が描く希望の物語

目次

第1章 2023年5月 白い生き物
♯1 2012年 春
第2章 2023年8月 水のないプール
♯2 2012年 夏
第3章 2023年12月 真冬の蟬
♯3 2019年 冬
第4章 2024年2月 線を跨ぐ
♯4 2022年 夏
第5章 2024年3月 正しい距離
エピローグ 2024年 春

版元から一言

著者からのメッセージ

担当編集者から「動物の話を書いてみませんか?」と提案された時、脳裏に浮かんだのは実家で飼っていた犬や猫たちだった。彼らとは、多くの時間を共に過ごした。隣で寝転び、一緒に散歩に出掛け、お互いの温もりを沢山共有した。そして、幼い私が初めて生死について深く考えたのも、彼らがきっかけだ。
この小説のテーマは、動物介在療法です。DI犬と称される犬が、病棟内で患者に介在する。DI犬は、患者とただ触れ合うわけではない。歴とした医療従事者の一人(一頭)として、患者の治療計画に沿って病棟内で行動する。DI犬を操る人間はハンドラーと呼ばれ、ある程度の臨床経験を積んだ医療従事者に限られている。
ここ数年は未知のウイルスの影響で、他人と距離を空けることを推奨されてきた。だからこそ改めて、自分とは違う誰かの温もりについて描きたくなった。DI犬が患者に与える温もりや注ぐ眼差しは、個人的にケアの本質のような気がしている。
読者の皆様にも物語を通してスピカの温かさが伝わることを、著者として祈っています。

著者プロフィール

前川 ほまれ  (マエカワ ホマレ)  (

1986年生まれ、宮城県出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始め、2017年『跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング』で、第7回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2019年刊行『シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎』は第22回大藪春彦賞の候補となる。2023年刊行『藍色時刻の君たちは』で第14回山田風太郎賞を受賞。その他の著書に『セゾン・サンカンシオン』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。