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子ロバの召命
弱さのための黙想
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2023年10月1日
- 登録日
- 2023年7月28日
- 最終更新日
- 2023年9月22日
紹介
キリストはなぜエルサレム入城の際に子ロバに乗られたのか。子ロバを通して私達自身を思い返すためのお話。
黙想は、言葉の通りに黙って思い巡らしたり、呼吸を整えて気持ちを落ち着かせたり、目を閉じて意識に集中したり、聖書などの経典を読んで意味を探ったり、世界の変動の中で神の心を求めたり、あるいは散策しながら自然の命に触れたりしながら自分自身についての理解を深める行いのひとつです。
「汚れ」「未熟さ」「低さ」「鈍さ」、さまざまな意味が見いだせる子ロバが、私たちがこれから日々や世界をどのように迎えるべきかを示唆してくれます。
何をどう考え、どのように生きていくべきか。日々を健やかに過ごし、勇気をもってこの世界を生きていくための心の整理につながる「黙想」をぜひ体験してみてください。
本書は「子ロバの召命」から得られる7つのテーマごとに、短い解説と《黙想》と書かれた黙想の導入が記されています。解説を読んで、ぜひ黙想(黙って思いを巡らす)ことをそれぞれ試してみてください。なお、アドバイスはありますが、黙想の方法は多様です。それぞれ自分に合うものを見つけてみましょう。
表紙装画 佐野裕一
目次
黙想とは
汚れ
未熟さ
低さ
鈍さ
平和
日常
統合の道
あとがき
前書きなど
「子ロバの召命」は、下記の福音書を引きながら黙想のためのお話を展開しています。
ルカによる福音書19章28―38節
イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。そして、「オリーブ畑」と呼ばれる山のふもとにあるベトファゲとベタニアに近づいたとき、二人の弟子を使いに出そうとして、 言われた。「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ロバのつないであるのが見つかる。それをほどいて、引いて来なさい。もし、だれかが、『なぜほどくのか』と尋ねたら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。」使いに出された者たちが出かけて行くと、言われたとおりであった。ロバの子をほどいていると、その持ち主たちが、「なぜ、子ロバをほどくのか」と言った。二人は、「主がお入り用なのです」と言った。そして、子ロバをイエスのところに引いて来て、その上に自分の服をかけ、イエスをお乗せした。イエスが進んで行かれると、人々は自分の服を道に敷いた。
イエスがオリーブ山の下り坂にさしかかられたとき、弟子の群れはこぞって、自分の見たあらゆる奇跡のことで喜び、声高らかに神を賛美し始めた。
「主の名によって来られる方、
王に、
祝福があるように。
天には平和、
いと高きところには栄光。」
版元から一言
nyx diffusion line(ニュクス デュフュージョン ライン)は、nyx叢書の簡易な普及版としてスタートしたラインナップです。1、2はZINEを刊行、今回の3は小冊子の形で、キリスト教の「黙想」につかわれるテキストを刊行します。
上記内容は本書刊行時のものです。