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取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
白い船
B6変形判
148ページ
価格
1,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月30日
- 書店発売日
- 2022年4月30日
- 登録日
- 2022年2月12日
- 最終更新日
- 2022年4月22日
書評掲載情報
2022-06-22 | 統一日報 第7503号 |
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紹介
歴史に翻弄された同胞たちが発する祖国のことばが、私を揺るがす
飢餓や植民地化した故国の圧迫から逃れるように、ロシア領へ流入した数多くの朝鮮人たち。民族と歴史、強制移住と苦難・・・・・・。
著者ユン・フミョンが1990年代にカザフスタンをたびたび訪れて現地の同胞(高麗人)に会い、彼らの話に深く揺さぶられた経験をもとに執筆した李箱文学賞受賞作(1995年)を、原文と訳文両方で味わうことができる一冊。
(原題「하얀 배」)
「かつて韓半島では日本語、中央アジアではロシア語が強制された。故国は母国語を取り戻したけれど、中央アジアの高麗語は今や消え去ろうとしている。民族と言語の葛藤は続く。少年は、ヒナゲシの咲く野原で「アンニョンハシムニカ!」と叫ぶ。「アンニョン」の漢字表記は「安寧」。もとは「安寧ですか、ご無事ですか」という意味だ。あなたは、民族は、言語は、ご無事ですか(アンニョンハシムニカ)、と少年は問う。
世界で民族と言語、アイデンティティの関係がますます複雑化している今、少年の故国、さらに東方の島国に生きる者たちにも、その問いは投げかけられているのではないだろうか」
――訳者解説より
【韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション】
翻訳家きむ ふなが今お勧めする作家の深い余韻と新たな発見を感じさせる短編を、日本語と韓国語の2言語で紹介するシリーズ。
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目次
-「白い船」邦訳
- 訳者解説
- 原文「하얀 배」
上記内容は本書刊行時のものです。