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取引情報
自分の身体と向き合う「ゆるませ習慣」のススメ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年9月30日
- 書店発売日
- 2023年9月29日
- 登録日
- 2023年9月11日
- 最終更新日
- 2023年11月4日
重版情報
3刷 | 出来予定日: 2023-10-26 |
2刷 | 出来予定日: 2023-10-10 |
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紹介
肩こりや腰痛などの不調を感じた時、みなさんはどう対処していますか? その凝り固まった肩や腰を、マッサージ店などでゴリゴリともみほぐしてもらったりしていないでしょうか? マッサージしてもらった直後、あるいは数日は「ラク」になった気がするかもしれません。しかし、すぐに「身体が元に戻ってしまった」と感じる人は多いはずです。
そもそもよく寝て、よく食べて、よく運動して、健康には気を使っているはずなのになぜか「不調」と感じている。そんなお悩みを抱えている人も少なくないでしょう。それは、あなたがあなた自身の身体ときちんと向き合って、“あなたの身体にとって”効果的な健康法を実践できていないからです。
本書では、自分の身体と向き合うとはどういうことなのか、そして自分の身体の「在り方」を知り、疲れない身体を作るためにはどうしたらいいのか、お伝えしていきます。世界中の患者の身体をその腕一本で改善してきた整体師が教える、常識を覆す「身体の整え方」とは?
目次
はじめに
【第1章】あなたの健康リテララシー、間違っていませんか?
1「運動する=健康」ではない
2 “あなたの身体”に必要? 不必要?
3 健康・不健康の原因と向き合う
4 不要な健康ビジネスに惑わされない
5 脳からのSOSが“痛み”として現れる
6 痛みがないから健康とは限らない
<Column>体力=筋力・持久力は間違い! 本当の体力とは?
【第2章】身体の力みに気づき、身体の在り方を知ろう
1 身体の力みをチェックしよう
2 「感覚の鈍化」に気づいていない症例
3 自律神経の乱れで不調に気づけない
<Column>ストレスなく人生を楽しんでいるのに、不調なのはなぜ?
【第3章】ゆるませ、本来の身体を目覚めさせる「身体開発」
1 健康への近道は「地道な遠回り」
2 目指すべき理想は、赤ちゃんの身体
3 「身体開発」をやってみよう
4 身体開発を行う時の3つのポイント
<Column>江戸時代以前は、身体を構造通りに意識できていた?
【第4章】「身体を固める」環境要因を理解し、ゆるませることを意識しよう
1 多くの日本人は「だらぁ~」ができない
2 身体を固めやすくする日本の「環境要因」
3
ゆるませ習慣を身につけよう
<Column>整体とリラクゼーションマッサージは全然違う!?
あとがき
前書きなど
●自分にとっての健康を見つめ直すきっかけに
私は今、東京・月島にある「みなみ整体院」で院長を務めています。同時に、江戸人からだ研究会の代表を務めており、私自身の健康に対する哲学とケア・トレーニング法をお伝えすべく、一般の方から整体師まで幅広い層に向けてセミナー活動をしています。
学生時代から身体と身体の使い方に関心が強く、合気道ほかさまざまな武道を極めながら、独自の理論を構築し、整体の道を歩んできました。
その中で、ご自身の身体と正しく向き合えぬまま、間違った健康法にお金と時間を注ぎ込んでいるために、肝心の改善にはつながらず、「なんとなく不調」という状態に悩む患者さんにたくさん出会ってきました。
そもそも不調の原因は一つではありません。にもかかわらず、「これをすれば健康になる」と思い込んだまま、間違った方向に努力を重ねてしまう人がほとんどです。
だからこそ、私は本書で、みなさんが正しくご自身の身体と向き合うことができるようになり、ご自身にとって必要のない情報に踊らされることなく、ご自身の健康を見つめ直すきっかけを提供できたらと考えています。
第1章「あなたの健康リテラシー、間違っていませんか?」では、まずはなぜみなさんが間違った方向に努力してしまうのかを解説します。その原因となる健康リテラシーを見直していただくとともに、身体の「在り方」について理解し、自分の身体の状態を感じ取る「感覚値」の重要性もお伝えしています。
第2章「身体の力みに気づき、身体の在り方を知ろう」では、みなさんがいかに知らぬ間に力んでしまっているのかを感じていただくためのチェック法をご紹介します。同時に自分の身体と向き合うとはどういうことなのか、お伝えできればと思います。
第3章「ゆるませ、本来の身体を目覚めさせる『身体開発』」では、まずは力みをゆるませ、みなさんのご自身の体に対する感覚値を上げ、身体を構造通りに正しく使えるようになるための「身体開発」についてお伝えします。
そして、「力みに気づき、ゆるませた身体」を手に入れるとどうなるのか── そこから見えてきた健康について書いたのが、第4章「『身体を固める』環境要因を理解し、ゆるませることを意識しよう」です。私は海外の患者さんにもたくさん施術をしてきました。その経験などを通して、力みやすい身体を作ってしまう日本社会の問題点も見えるようになりました。この視点は、あなたの身体を見つめ直すためのポイントにもなるはずです。
本書は従来の健康本や整体本とは違い、「これだけすれば健康になれる」「これだけで身体が変わる」という一点突破の答えを提示するものではありません。ただ、「◯◯だけ」で“あなたの身体”を健康に導ける方法など、存在しないのです。そのことを、まずは本書を通して知っていただき、“あなたの身体”を健康にする近道を見つけていただけたら幸いです。
(「はじめに」より一部抜粋)
上記内容は本書刊行時のものです。