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取引情報
わたしたちもみんな子どもだった
戦争が日常だった私たちの体験記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年7月21日
- 登録日
- 2021年6月30日
- 最終更新日
- 2023年9月3日
書評掲載情報
2021-08-10 | FRIDAY DIGITAL |
2021-08-05 | NEWSポストセブン |
2021-08-01 | 月刊テーミス |
2021-07-31 |
東京新聞/中日新聞
評者: 砂本紅年 |
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紹介
あなたは玉音放送をどこで聴きましたか?
樺太、東京、大阪、広島、長崎、鹿児島、満州etc...
終戦を知らせるラジオ放送をそれぞれの場所で聴いた1945年8月15日。
あの日を境に世界は変わったのか――?
夢を見て、恋をして、必死に生きた――。
戦中戦後を生きてきた〝普通の〟子どもたちの記憶。
●飛行機乗りに憧れ中学生で「日本を守らなきゃ」と決意したソニー元副社長
●特攻隊として出撃する覚悟を決めていた茶道の名門・裏千家の前家元
●空爆を横目にたくましく東京を走り回った元プロテニスプレイヤー
●進駐軍慰問で踊りハリウッドに渡ったエミー賞メイクアップアーティスト
●戦中も勉強し続け、ギネスブックに認定された世界最高齢の現役薬剤師 etc...
ーー16人の〝元・子ども〟たちが語る、1945年8月15日。
目次
はじめに~「常識」とはなんなのか?
「玉音放送」ってなに?
本書の使い方と構成
【Episode01】何度も狙われた鹿児島で大空襲を生き抜いた少年の物語
【Episode02】樺太から取り残された 日本語・朝鮮語・ロシア語を操る少女の物語
【Episode03】家族を守り続ける 武士・軍人の家系に生まれた少年の物語
【Episode04】一兵卒になりたくなくて海軍兵学校に入学した文学少年の物語
【Episode05】薬剤師を目指して勉強に励み 父と共に薬局を守り抜いた女性の物語
【Episode06】大阪大空襲の日も少女歌劇の観劇へ 淡路島で終戦を迎えた少女の物語
【Episode07】風船爆弾工場で出会った初恋の人と戦後再会を果たした少女の物語
【Episode08】対岸の空襲を横目に潮干狩り たくましく生き抜いた少年の物語
【Episode09】「特攻で死んでいたかも」 千利休から400年続く裏千家の跡継ぎの物語
【Episode10】終戦後、韓国に帰国して再び戦争に巻き込まれた少年の物語
【Episode11】裕福な生活から一変恐怖に怯える生活へ 満洲で終戦を迎えた姉妹の物語
【Episode12】ソ連軍侵攻から引き揚げまでの1年 満州で恐怖と混乱を目の当たりにした兄妹の物語
【Episode13】「なりたいものになれる」進駐軍慰問の舞台からチャンスを掴んだ少女の物語
【Episode14】小学生から一家の大黒柱に 闇市からハウスメイドまで働き続けた少女の物語
【Episode15】終戦を知ることができず シベリアで抑留された元郵便局員の物語
おわりに
版元から一言
昭和から平成、令和と時代が変わり、太平洋戦争の記憶を語ることができる人は少なくなりました。この本は、和久井香菜子氏がライフワークとして取り組んできた「あなたは玉音放送をどこで聴きましたか?」を青少年向けのオーラル・ヒストリーとして構成したものです。著名人を含む18人の元・子どもたちが、当時の記憶を赤裸々に語っています。また、太平洋戦争について深く学習するため、それぞれのエピソードに登場する歴史的な用語から時代背景を解説するコラムを付けました。
当時の青少年は、戦争や社会をどのように見て、感じていたのか?
今では忘れ去れた当時の常識や考え方は、どのようなものだったのか?
玉音放送という時間軸の一点で歴史を見つめ直した時、当時も今も変わらぬ人の営みがあることに気付かされます。戦争の時代を生き抜いた元・子どもたちから、コロナ禍を生きる今の子どもたちへのメッセージをお届けします。
上記内容は本書刊行時のものです。