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八木 ト・日・他 書店
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侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運
四六判
縦188mm
横130mm
厚さ16mm
重さ 260g
256ページ
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年12月1日
- 書店発売日
- 2019年12月2日
- 登録日
- 2019年10月15日
- 最終更新日
- 2023年6月15日
紹介
激動の中国南北朝時代を独創的に描出した名著、ここに再誕
南朝梁の武帝のながきにわたる治世の末に起こり、
江南貴族社会を極度の荒廃に陥れることとなった侯景の乱を活写した「南風競わず」。
東魏に使いしたまま長年江南に帰還するを得ず、
陳朝の勃興に至る南朝の黄昏に立ち会う生涯を送った一貴族を描く「徐陵」。
そして、西魏・北周・隋の三代にわたり、
北朝の傀儡政権として存続した後梁王朝を論じる「後梁春秋」。
これら原本収録の三篇に加え、侯景の乱を遡ること一世紀余、
劉宋の治世下で惹起した『後漢書』編者・范曄の
「解すべからざる」謀反の背景に迫った「史家范曄の謀反」をあらたに採録。
目次
第一章 南風競わず― 侯景の乱始末記
白日黯し 朔北の嵐 蕭衍老公を縛取せん
南朝四百八十寺 江南の光と影 侯景の帰順
天の使い 侯景叛く 台城の攻防
偽約成る 台城落つ 侯景海上に果つ 余論
第二章 徐陵― 南朝貴族の悲劇
江南の使臣 公宴 獫狁の災 北斉王朝の誕生
一家の悲運 楊僕射に与うる書
梁の元帝政権始末 江南への帰還 陳覇先の登場 南朝の黄昏
第三章 後梁春秋― ある傀儡王朝の記録
江陵の陥落 長子に利あらず 竜躍の基趾
附庸 壮心いまだ已まず
百獣率舞 松筠の節 吾が君は反らず 結び
補篇 史家范曄の謀反
上記内容は本書刊行時のものです。