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共感の学校
気持ちが合う人間関係
共感の学校
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年9月30日
- 書店発売日
- 2024年10月4日
- 登録日
- 2024年7月2日
- 最終更新日
- 2024年10月22日
紹介
三色ブックレット《感じるココロの不思議》:【緑の巻】
“共感”を耕して、気持ち伸びやかに生きませんか――
気持ちが合う(合わない)という現象は、私たちの《感じるココロ》のなかでも、もっとも不思議なことです。本書ではそれを〝共感〟のはたらきとして考えてみましょう。心理学による共感の定義や、気持ちが伝わる仕組から、「遠くにいる人とつながれるのか」という話題まで! 7つの教室が、見開き2頁の44の授業で展開します。
――離れた人と“気持ちがつながる”瞬間…ありませんか?
目次
room1 気持ちが合うココロ
ふたつの共感(情動的/認知的)
脳のはたらきで(ミラーニューロン)
カウンセリングで大切な(共感的理解)
援助につながるか?(苦痛にふれると)
気持ちが伝わってくる(情動伝染)
動物たちも共感?(共感の進化論)
どのように発達するか(ゼロ歳から)
新しいモデル(運動・情動・認知プロセス)
room2 共感することの難しさ
共感は注意を狭める(反- 共感論)
共感しすぎてしまうと(共感疲労)
どこまで寄り添える?(負の側面)
ココロが病むと(情動/認知の共感)
room3 気持ちが伝わるしくみ
もらい泣き、つられ笑い(情動伝染)
おなじポーズになる(動作模倣)
鼓動が合う(自律神経の同期)
匂いで伝わる(嗅覚コミュニケーション)
恐怖の匂い(脳が嗅ぎつける危険)
さまざまな影響(赤ちゃんの頭の匂い)
嗅覚が鋭いほど(気分は一致)
リズム感がよいほど(情動の伝染)
room4 共鳴と癒しのヒミツ
心理カウンセリング(自律神経の同期)
苦痛を乗り越える(共鳴と変化)
立場のちがう人に(視点の取得)
相手の苦痛を共有する(癒しの進化)
怖がり屋さんの優しさ(ケアの進化)
誰に相談するか(相性の科学)
room5 共感力をアップする
おおきな個人差(遺伝と環境)
共感トレーニング(経験・学習の余地)
カウンセラー教育(九つのモジュール)
セラピストの分類(四つの共感タイプ)
どう測定するか(自己評価ではなく)
自律神経の同期(視点取得で促す)
room6 伝わるしくみの謎
意思疎通(長距離コミュニケーション)
点の動き(バイオロジカル・モーション)
人も感知できる?(生体磁場の放射)
未知なるエネルギー(気の生命力)
エンパスさん(エネルギーを感じやすい)
気持ちを生むハート(心臓のココロ)
room7 テレパシーはある?
臨床的な直感(ノンローカルな意識)
精神分析とテレパシー(フロイトの予見)
どんな人に生じるか(どんな時に?)
どんな見方が?(存在論と認識論)
世超常現象を信じるか(超感覚的信念)
神秘体験と十牛図(立ち返ってゆく経験)
前書きなど
考えてみると、気持ちが合うというのは、単に仲が良いだけではありません。仲良くなるにつれて、気が合うようになる相手もいれば、それほどでもない相手もいます。この違いが、「相性」の良し悪しなのかもしれません。気持ちが合う相手は、相性が良い相手です。皆まで言わずとも、全部を説明しなくても、察し合えるような間柄です。
ところで、気が合う相手、相性の良い相手が、自分と似た性格の場合もあれば、違うこともあります。これは、どういうことなのでしょう。相性には何か科学的な法則があるのでしょうか。
あるいは、第一印象で「この人とは気が合いそう」とわかる場合もあります。このような直感は、なぜ生じるのでしょうか。根拠のないひらめきは、正しいのでしょうか。テレパシーのような遠隔コミュニケーションは、はたして存在するのでしょうか。
これらのことについても、とりあげていこうと思います。
上記内容は本書刊行時のものです。