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芥正彦責任編集 地下演劇 第7号  芥正彦(責任編集) - スローガン
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芥正彦責任編集 地下演劇 第7号  (アクタマサヒコセキニンヘンシュウ チカエンゲキ ダイナナゴウ) 希望の原理 (キボウノゲンリ)

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発行:スローガン
A4変形判
縦210mm 横180mm 厚さ42mm
896ページ
並製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-909856-10-4   COPY
ISBN 13
9784909856104   COPY
ISBN 10h
4-909856-10-2   COPY
ISBN 10
4909856102   COPY
出版者記号
909856   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年1月11日
最終更新日
2024年5月22日
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書評掲載情報

2024-06-22 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
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紹介

作家・芥正彦による伝説的な演劇理論誌『地下演劇』(1969年より芥正彦編集にて全6巻刊行)が、50年の時を経て続刊。
芥正彦によるドキュメンタリー・シアター、もうひとつの『50年目の真実』がここに。芥正彦責任編集、執筆者多数。


潮目は変わった。
かくも残酷な世界、しかし希望の狼煙は上がっている。
論客・芥正彦、50年ぶりの『地下演劇』にて再臨。
芥正彦、”希望の原理”を語る。
劇作家・芥正彦による討議/横議の記録。
宮台真司、浅野典子、志人、そして若者たちと密かに重ね続けられていた対話20本を全て収録!
新作『令和の国の舞踏譜』、『灰と、灰の灰──老オイディプスの帰還──老いたるものに祖国なし』全シナリオ掲載!
この時代の”希望の原理”とは?
芥正彦によるドキュメンタリー・シアター、2020年から2023年の記録。
もうひとつの「50年目の真実」。


責任編集: 芥正彦

対談: 宮台真司 / 浅野典子 / 志人
江戸伝内インタヴュー
執筆 / ディスカッション参加者: 浅野典子 / 有吉玲 / 石橋直樹 / 岩渕貞太 / 太田光海 / 上野森爾 / 香咲弥須子 / 寒川湧太 / 鯨井謙太郒 / 楠城昇馬 / 小白秋 / 西郷マチュリ / 志人 / 澤田純 / たける / 橘卓見 / 西村蒼 / 灰街令 / 橋口亮介 / 平田博満 / 藤井隆太 / 古木獠 / 水野幸司 / 森田潤 / 矢田冨士子 / 楊光耀 / 幸村燕 / Radio Ensembles Aiidaほか

編集代行: 熊谷朋哉(SLOGAN)
編集: 矢田冨士子、西村蒼、楊光耀、上野森爾、橘卓見 / Editions 105
編集協力: 小磯幸恵

表紙: 宇川直宏(DOMMUNE)
書籍デザイン: 渡部伸(SLOGAN)
写真: 井出情児、Simon、小野塚誠、橘卓見、矢田冨士子、鈴木章浩、下家康弘、塚田洋一ほか
図版: 宇川直宏(DOMMUNE)、水野幸司
校正: 富田和枝
表紙ロゴ: 榎本了壱
制作協力: 万代博実

発行: 芥正彦
発売: 2024年4月25日
価格: ¥4,500+税
判型 / ページ数: A4変形、896ページ予定
ISBN: 978-4-909856-10-4
販売: SLOGAN

目次

対談: 宮台真司、浅野典子、志人

芥正彦新作: 『令和の国の舞踏譜』『灰と、灰の灰──老オイディプスの帰還──老いたるものに祖国なし』

トークセッション、執筆: 浅野典子 / 有吉玲 / 岩渕貞太 / 上野森爾 / 太田光海 / 寒川湧太 / 鯨井謙太郒 / 楠城昇馬 / 小白秋 / 西郷マチュリ / 志人 / 澤田純 / たける / 橘卓見 / 西村蒼 / 灰街令 / 橋口亮介 / 平田博満 / 藤井隆太 / 古木獠 / 水野幸司 / 森田潤 / 矢田冨士子 / 楊光耀 / Radio Ensembles Aiidaほか

表紙: 宇川直宏(DOMMUNE)
書籍デザイン: 渡部伸(SLOGAN)
写真: 井出情児、Simon、小野塚誠、橘卓見、矢田冨士子、鈴木章浩、下家康弘、塚田洋一ほか
図版: 宇川直宏(DOMMUNE)、水野幸司

前書きなど

希望の原理──『地下演劇』第7号刊行によせて 芥正彦

60年代、深夜のことだ。
もはや夜明け前の新宿の路上で、ホームレスの妊婦が路上にへたりこみ、空に向かって歌っていた。
しゃがれた声で、存在そのものが悲鳴をあげているような響きだった。

〽子どもが生まれりゃこちらの勝ちさ
街を羊水で溢れさす
ううううううん(陣痛のうめき声)
流れる光、輝く血

みんな見て、太陽が私の卵子なの!
みんな見て、私の赤ちゃん!
私の勝ちよ!
街に羊水が溢れる!

朝日が登ったわ!
新しい光が流れて
新しい血が輝く

......赤ちゃんは幻だった。

しかし実際に太陽は昇ってきた。
宇宙の卵子のように。

50年後、私は『ヘリオガバルス』を自ら上演し、踊った。
あの歌に、私の希望の原理はあったのだ。

今回の『地下演劇』復活、続刊 号のテーマは、この〝希望の原理〞である。

今日の世界は、惑星規模の犯罪のシンジケートが統合され、分散し、また結合される。
すべてが〝利潤追求〞によって正当化され続ける。
世紀は、没国家、没モラル、没ヒューマニズム、の世紀となっている。

すべては、「メディア」「幻想と性欲」「貨幣」「機械」という四辺形のステージで処理されていくだ
け......ユダヤ的砂漠への強制的移動が、急速に進行し始めた(……)

著者プロフィール

芥正彦  (アクタマサヒコ)  (責任編集

芥正彦: 1946年生まれ。劇作家、演出家、俳優、舞踏家、詩人。

1965年東京大学入学。1967年より藤森黎子とともに劇団駒場を主宰。1969年5月、東大全共闘オーガナイザーとして三島由紀夫を東大駒場に招聘、討論会を行う。三島とのその激論はのちに『三島由紀夫 VS 東大全共闘《美と共同体と東大闘争》』映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』にまとめられる1969年より寺山修司と演劇理論誌『地下演劇』を刊行。1978年、ホモ・フィクタス ACT & AOI 劇団結成。劇作家、俳優として数多くの演劇、舞台、映画等に関与する。

共著に『三島由紀夫vs東大全共闘 -1969-2000』(藤原書店)等。編書に『地下演劇』、『女優・中島葵』(アルファ・エージェンシー)、『中島葵 全作集 I、II』(兼六館出版)。

ハプニング、アート・イヴェント、舞踏を駆使し、《パフォーマンスの時代》を築く。

熊谷朋哉(SLOGAN)  (クマガイトモヤ)  (編集代行

熊谷朋哉: 編集者 / プロデューサー。株式会社スローガン代表。編著書に『JULIE by TAKEJI HAYAKAWA』『YELLOW MAGIC ORCHESTRA x SUKITA』『デヴィッド・ボウイ・アーカイヴ』『who's BAD? マイケル・ジャクソン 1958-2009』『PLASTICS - コピーはロボット』『MIYAVI x SUKITA』、坂本龍一+編纂チーム『いまだから読みたい本―3.11 後の日本』、寺内タケシ自伝『誰が為に俺は弾くのか』等多数。

上記内容は本書刊行時のものです。