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REKIHAKU 特集・されど歴史
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年10月26日
- 書店発売日
- 2020年10月30日
- 登録日
- 2020年10月5日
- 最終更新日
- 2020年10月30日
紹介
国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』、遂に創刊!
いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。
創刊号となる本書の特集は「されど歴史」。
先を見通せないこんな時代に、歴史の研究は役に立つということはできるのか。そんな問いをよそに、こりかたまった思考を解放したり、知的好奇心がうずいたり、境界を広げるような研究が日々生まれている。立ち位置をかえ、ものごとを注意深く観察することで、新たな光を見つけようとする、そんな研究のリアルな現場を、率直に伝えます。
[キーワード]社会的につくられる性別/環境と開発/資料の救済・保存・継承/近現代の食文化/国際共同研究のいま/博物館展示のいま/くずし字認識システムの開発/日本の葬送習慣
特集以外にも、教科書には載らない歴史のこぼれ話、いま注目の博物館漫画家・鷹取ゆうの連載、浅井企画のお笑い芸人・石出奈々子の連載、フィールドワークのビジュアル記事、デジタル研究や若手研究者の記事、全国の博物館や、くらしにまつわる事物を振り返る記事、そして海外の研究記事など、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。
執筆は木下尚子、西谷 大、三上喜孝、柴崎茂光、天野真志、関沢まゆみ、日高 薫、福岡万里子、原山浩介、橋本雄太、カラーヌワット・タリン、土居 浩、仁藤敦史、鷹取ゆう、石出奈々子、川村清志、大久保純一、後藤 真、横山百合子、小風綾乃、立石信一、青木隆浩、内田順子、ハンス・ビャーネ・トムセン、山田慎也。
歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!
目次
REKIHAKUのコンセプト
特集 されど歴史
[特集対談]
歴史学はこういうときに、何ができるか
木下尚子(熊本大学名誉教授)×西谷 大(国立歴史民俗博物館館長)
1.社会的につくられる性別
ジェンダー史研究事始(三上喜孝)
2.環境と開発
実は開発されていた「手つかずの大自然」(柴崎茂光)
3.資料の救済・保存・継承
資料を残し伝えることの意味(天野真志)
4.近現代の食文化
食生活の歴史を問い直す(関沢まゆみ)
5.在外資料調査研究のいま
シーボルト父子と一五〇年前の日本(日高 薫・福岡万里子)
6.博物館展示のいま
「差別」と多様性をどう展示するか(原山浩介)
7.くずし字認識システムの開発
AIで歴史・文化を解明する(橋本雄太・カラーヌワット・タリン)
8.日本の葬送習慣
死者をどう扱う「べき」かの前に(土居 浩)
特集をもっと詳しく知りたい人へ おすすめの4冊
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たかが歴史、されど歴史
お札になった皇后─近代の女帝像(仁藤敦史)
博物館マンガ 第1回
ようこそサクラ歴史民俗博物館(鷹取ゆう)
石出奈々子のれきはく!探検 第1回
幕府のミスター自己主張、高国おじさんのアピール屏風(石出奈々子)
フィールド紀行
曳山に集いて、明日を見つめて
輪島市門前町皆月山王祭(川村清志)
誌上博物館 歴博のイッピン
描かれた都の熱狂―蝶々踊り図屛風
(大久保純一)
歴史研究フロントライン
偶然の出会いから新たな「知」を生み出すそんなプロジェクトがある
(後藤 真)
EXHIBITION 歴博への招待状
企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」へようこそ!(横山百合子)
SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦
外国語と人文情報学を武器に
――情報技術でつながった近世フランス史と古代日本史(小風綾乃)
くらしの植物苑歳時記
特別企画「伝統の古典菊」「冬の華・サザンカ」のご案内
博物館のある街
北海道白老町
国立アイヌ民族博物館、町と人の記憶(立石信一)
くらしの由来記
石鹸とシャンプーの近現代史(青木隆浩)
研究のひとしずく
市のたのしみ 第1回(内田順子)
海外の日本研究から
海外における日本研究―スイスのケーススタディ(ハンス・ビャーネ・トムセン)
歴博友の会 会員募集
歴博ホームページ「どこでもれきはく」リニューアルオープン
英文目次
上記内容は本書刊行時のものです。