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日本民俗学の創成と確立 板橋 春夫(著) - 七月社
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日本民俗学の創成と確立 (ニホンミンゾクガクノソウセイトカクリツ) 椎葉の旅から民俗学講習会まで (シイバノタビカラミンゾクガクコウシュウカイマデ)

社会科学
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発行:七月社
A5判
重さ 600g
392ページ
上製
定価 6,000円+税
ISBN
978-4-909544-37-7   COPY
ISBN 13
9784909544377   COPY
ISBN 10h
4-909544-37-2   COPY
ISBN 10
4909544372   COPY
出版者記号
909544   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年10月29日
書店発売日
登録日
2024年10月12日
最終更新日
2024年10月17日
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紹介

農政官僚であった柳田國男は、明治末から大正にかけての旅を契機に日本民俗学の構想にとりかかる。郷土会の活動やジュネーブ滞在を経て昭和に入ると、矢継ぎ早に民俗学理論を世に送り出す。そして、還暦記念の日本民俗学講習会を成功させ、学界の組織化が進んでいく。
柳田國男のライフコースを補助線に描く、日本民俗学の理論・実践の軌跡。

目次

序論 日本民俗学の生成と柳田國男

Ⅰ 日本民俗学の創成期──民俗学の胎動 一九〇八~一九二四年
第一章 『後狩詞記』にみる民俗学理論の萌芽
第二章 『石神問答』の制作意図と問題関心
第三章 『遠野物語』の執筆動機と民俗学的意義
第四章 郷土会の活動と内郷村調査
第五章 「諸国叢書」と柳田國男の旅
第六章 柳田國男のヨーロッパ体験と洋書の受容

Ⅱ 日本民俗学の確立期──民俗学理論と実践 一九二七~一九三五年
第七章 『蝸牛考』と方言周圏論
第八章 『明治大正史世相篇』の執筆経緯と社会変動論
第九章 『民間伝承論』制作実態と民俗学理論
第十章 『郷土生活の研究法』の三部分類と常民概念
第十一章 山村調査の実施とその展開
第十二章 日本民俗学講習会の企画とその意義

結論 日本民俗学の創成期と確立期の特徴

参考文献一覧
柳田國男年譜
あとがき
索引

著者プロフィール

板橋 春夫  (イタバシ ハルオ)  (

1954年群馬県生まれ。1976年國學院大学卒業。
伊勢崎市職員、新潟県立歴史博物館参事、日本工業大学建築学部教授を経て、現在、放送大学客員教授、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科非常勤講師。
博士(文学・筑波大学)、博士(歴史民俗資料学・神奈川大学)。

単著に、『平成くらし歳時記』(岩田書院、2004年)、『誕生と死の民俗学』(吉川弘文館、2007年)、『叢書・いのちの民俗学』1~3(社会評論社、2008~2010年)、『産屋の民俗』(岩田書院、2022年、日本民俗建築学会竹内芳太郎賞受賞)、『日本民俗学の萌芽と生成─近世から明治まで─』(七月社、2023年)など

上記内容は本書刊行時のものです。