書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
音魂よ、舞い上がれ! ① 天宇受売ノ命の岩戸開きフェス編
スピリチュアルなストーリーで読む古事記神話
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2019年2月25日
- 書店発売日
- 2019年2月25日
- 登録日
- 2019年1月7日
- 最終更新日
- 2024年4月20日
紹介
日本人のDNAが起動する、ヒーロー素戔嗚の貴種漂流譚!
女子高生サクソフォニスト・瑠璃は、ある事情で奇魂(くしみたま)の大部分が欠けており、優れた演奏技術を持っていても音に魂を込めることができない。近く演奏会で原爆犠牲者のみたまを癒す演奏をするためには、どうにかして失われた魂を取り戻すしかない。そこで巫女である叔母の仁美から教えを受けながらパワースポットを旅し、「魂振り」(サックス演奏による神楽)を奉納していくのだった。だがこの旅は出雲の神々によって計画されていた。
出雲で覚醒した瑠璃は、変性意識で神代の世界にワープし、当時は地上で人間として生きていた神話の神々にインスピレーションを与え、国家存亡の危機を救う。
目に見えない幽世の世界で神代と現代が錯綜しながら展開する、スピリチュアルな古事記ファンタジー。
《あらすじ》
広島の慰霊祭に参加するため、父の故郷の出雲へと旅立った高校一年生の神楽瑠璃。八月六日の慰霊祭まであと一週間、サックスプレイヤーの瑠璃は、広島で行う予定の魂を癒す演奏を磨くために、天宇受売神社の巫女の伯母の仁美と共に、出雲各地のパワースポットを廻る。音楽と出雲グルメを供にして──。
最初に訪れた須佐神社で参拝した瑠璃の碧眼に、素戔嗚ノ命の姿が飛び込んできた。命に請われて境内で演奏を始めると、たちまち瑠璃の意識は神代へと飛んでいった。神代での壮大なドラマを体験し、戻ってくると、神社に天の御柱が立ち、浮かばれぬ魂たちが救われていった。そこから瑠璃の旅は、日本の歴史を次々と紐解いていく。ヒヒイロカネ製のソプラノサックスを手にし、三種の神器に秘められた天照コードを追いかけて、天宇受売ノ命が転生した少女の時空を超えた魂の冒険旅行が始まる!
目次
第一番 黄泉比良坂(よもつひらさか) プロローグ
第二番 須佐神社 三貴子アンサンブル ~天照と素戔嗚と月読~
第三番 須我神社 素戔嗚の八岐大蛇討伐
第四番 八重垣神社 根ノ国へ 黄泉仙人との死闘
第五番 玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ) 比呂司から貰った勾玉
第六番 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ) ソプラノサックスと天宇受売ノ命
あとがきにかえて
版元から一言
本書は、古事記神話を再解釈したスピリチュアルなSFファンタジー小説です。隠されたテーマとして、素盞嗚の目覚めの物語が含まれます。荒くれ者の素戔嗚が姉の天照と対立して出雲に旅立ち、魂の伴侶・奇稲田姫と出会い、自分の負の部分の化身である強敵・黄泉仙人との対決を経て、ついに姉との融和に至ります。
上記内容は本書刊行時のものです。