書店員向け情報 HELP
「反都構想」を止めて大阪を豊かにする5つの方法
橋下知事にかみついた元大阪府女性職員の、初の対談集
- 初版年月日
- 2020年3月1日
- 書店発売日
- 2020年4月2日
- 登録日
- 2020年3月6日
- 最終更新日
- 2023年9月29日
紹介
★本書の版元のアイエス・エヌは2023年9月をもって閉鎖しましたので、現在、本書は流通していません。https://community-publishing.net/hantokoso/で購入可能です。
「都構想」が成立しても、大阪が「都」になるわけではない。大阪市がなくなり、大阪市民のための財源が、カジノや大企業の儲けのために使われる!? 2020年11月の住民投票が可決すれば、大阪は破滅する! では、都構想を止め、大阪を豊かにする方法とは?
橋下知事にかみついた元大阪府職員・大石あきこと、日本の「反緊縮」経済政策の第一人者、山本太郎(れいわ新選組代表)、藤井聡(京都大学教授)、松尾匡(立命館大学教授)との異色対談集、ついに刊行。
第1章 京都大学教授 藤井聡さんとの対談
くらしを豊かにして「俗悪性」を一掃せよ
<「都構想」とガチンコ対決する新たなポピュリズムの可能性>
第2章 れいわ新選組代表 山本太郎さんとの対談
次の選挙、「都構想」、あなたならどうする?
<大阪で新たな共闘がはじまるかもしれない! 爆笑トーク満載>
第3章 立命館大学教授 松尾匡さんとの対談
住民のための経済・新しい「ばらまき」政策の実現を
<大石提案「MMT✕マルクス」分配モデルを松尾匡がゆるーく採点>
第4章 「都構想」を止めて大阪を豊かにする5 つの方法
目次
もくじ
はじめに あの日―橋下知事に抗議した大阪府女性職員
第1章
くらしを豊かにして「俗悪性」を一掃せよ
対談1/京都大学教授 藤井聡さん
■「大阪都構想」は、キケンな「毒まんじゅう」
■財源を移譲されても、うまく使いきれない大阪府
■すでに始まっている住民サービス機能の解体
■「大阪都構想」 とのガチンコ対決のため、藤井さんと出会う
■「大阪都構想」は、全体主義への第一歩
■恐怖とデマは全体主義の2大要素
■「中間組織」とともに失われるチームワークやノウハウ
■予断を許さない、2020年秋の住民投票のゆくえ
■くらしが豊かになれば、俗悪性は一掃される
■白いポピュリズムVS黒いポピュリズム
■橋下知事にかみついた元大阪府職員が緊急出版!
第2章
次の選挙、「都構想」、あなたならどうする?
対談2/れいわ新選組代表 山本太郎さん
■大阪維新の会の経済成長戦略としての「都構想」
■「都構想」の問題点の本質は、行政まるごと民営化
■現場で汗して働く仕事が次々と非正規雇用に
■「都構想」の先取り。衛生研究所の統合・民営化
■安倍政権の社会実験場としての大阪
■「大阪市水道経営戦略」に見られる3つの誤った発想
■「教育の無償化」というウソ。実態は「教育の民営化」
■2020年秋に予定の住民投票に勝利するために。
■山本太郎とメロリンQとたつみコータロー
■太郎さんと私、それぞれの「反緊縮」との出会い
■太郎さんは「MMT」ってどう思います?
■次の国政選挙、あなたならどうする?
第3章
住民のための経済・新しい「ばらまき」政策の実現を
対談3/立命館大学教授 松尾匡さん
■今世界で人気のマルクス主義を松尾匡さんに聞きたい。
■成長を止めるな!どころか、衰退している大阪の経済
■「都構想」の裏にある、維新の「経済成長戦略」の4要素
■中小企業振興予算も教育予算も大幅にコストカット
■外需頼みの経済で、くらしはちっともよくならない。
■トリクルダウンが失敗する必然的な理由
■豊かなくらしのためには、「果実」ではなく「畑」を!
■反緊縮論があばく財政危機やハイパーインフレのウソ
■円の暴落が生じるとすれば、中小製造業が衰退したとき
■税金とは財源ではなく、労働の分配を変える手段
■大石の「MMT×マルクス」モデルを、松尾匡がゆるーく採点
■「反緊縮プログレッシブ」が先陣を切った2019年
第4章
「都構想」を止めて大阪を豊かにする5つの方法
■大阪の成長をさまたげる最後のブレーキ「都構想」
■人の労働こそ有限―介護とカジノは両立できない
■大阪を豊かにする5つの方法
(資料編)
資料①「都構想」が大阪のブレーキになる仕組み、財政調整制度とは
資料②ファクトチェック/大阪は成長しているのか?
資料③ファクトチェック/「成長の果実」は生まれたのか?
資料④ファクトチェック/教育と福祉は本当に充実しているか?
版元から一言
2020年秋に、大阪市では「大阪都構想」の住民投票が予定されています。同年5月頃には、その詳細が決まり、大阪を中心に議論は盛り上がると見込まれます。本書は、その「大阪都構想」に反対する立場で出版するもので、元大阪府職員の著者が、京都大学教授の藤井聡氏、れいわ新選組代表の山本太郎氏、立命館大学教授の松尾匡氏との対談を中心に構成されています。対談相手がみな著名な方で、2020年の話題の書になると思います。
上記内容は本書刊行時のものです。