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鍬谷 ト・日・他 書店
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声なきものの声を聴く
ランシエールと解放する美学
四六判
336ページ
上製
価格
4,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年4月3日
- 登録日
- 2023年11月14日
- 最終更新日
- 2024年4月19日
紹介
“声を持たないとされてきた者の声を聞こえるようにし、不可視とされてきた者を可視的にし、能力を持たないとされてきたものの能力を主張する。それこそが政治なのだ──”
本書ではフランス現代思想の重鎮、ジャック・ランシエールの美学・芸術思想を扱う。だが、取り上げるのはランシエールだけではない。ドゥルーズ、ブルデュー、カント、リオタール、グリーンバーグ、フローベールらを手がかりに、現代思想のあり方そのものを問い、日常生活のなかに息づく美や感性を見つめ直す。
若き俊英による待望の芸術論。
【第4回東京大学而立賞 受賞作!】
目次
第一章 ランシエールとモダニズム/ポストモダニズム
第二章 シラー『美的教育書簡』を再起動する──《ルドヴィシのユーノー》と「宙吊り」の作用
第三章 崇高から美へ──ランシエールとリオタール
第四章 『哲学者とその貧者たち』の美学思想――ブルデューに抗してカントを擁護する
第五章 詩人の地位変化──ランシエールにおけるマラルメ
第六章 エクリチュールの複数の政治性──フローベール解釈の諸相
第七章 ランシエール、ドゥルーズ、自由間接話法
上記内容は本書刊行時のものです。