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季刊『農業と経済』2024年夏号(90巻3号) 中村 貴子(著/文 | 編集) - 英明企画編集
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季刊『農業と経済』2024年夏号(90巻3号) (キカンノウギョウトケイザイニセンニジュウヨネンナツゴウ)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
重さ 320g
224ページ
並製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-909151-62-9   COPY
ISBN 13
9784909151629   COPY
ISBN 10h
4-909151-62-1   COPY
ISBN 10
4909151621   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0361  
0:一般 3:全集・双書 61:農林業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年8月31日
発売予定日
登録日
2024年8月26日
最終更新日
2024年8月29日
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紹介

■特集
「地場」化する酒類の未来
――日本酒、ビールの今をめぐる楽しいウンチク
……秋津元輝+中村貴子+北川太一 責任編集


日本酒およびクラフトビールについて、「個性」化を図るとともに、それを活用して地域振興をめざす試みが日本各地で誕生しており、同時に原料産地と醸造場所、消費地が結びつく「地場」化も進みつつあります。本特集では、こうした酒類をめぐる動向を世界の動きのなかで理解するとともに、コメやムギなどの原料生産との関係、製品のみならず文化の輸出も企図する傾向、ツーリズムを含む地域振興との関連等の視角から特徴づけ、製品にまつわる誰かに話したくなるウンチクや、選択の際の新たな判断基準を提供します。


■Ⅰ 日本の酒の未来を占う

●1 日本の酒の「テロワール性」を考える
   ――地域特性を活かした豊かな飲酒文化の持続に向けて……山﨑朗

●2 お酒と税金との深く密接な関わり
   ――酒税の変遷から見る日本の酒事情……刀禰俊哉

●3 日本の酒消費はこれからどうなるか
   ――多様性とイノベーションが拓く未来……都留康

●4 座談会 製造・開発・発信をめぐる
   新たな取り組みから展望する酒類の未来
   ――日本酒とクラフトビールを中心に
   ……後藤奈美+高橋俊成+田村源太郎+秋津元輝+中村貴子


■Ⅱ 原料生産と製造との関係変化

●1 酒蔵と酒米生産者との直接契約および地元調達の拡大とその意義
   ――調達の安定、価値観や経営哲学の発現による個性の獲得……林芙俊

●2 清酒製造企業の農業参入による原料米生産の目的と意義
   ――地域農業と消費市場の変化に対応する取り組み……大仲克俊

●3 杜氏の歴史と現在
   ――五感と経験に依拠した酒造りから数値化に基づく醸造へ……堀圭介

●4 市民との協働による酒づくり

   コラム1 地元産米でつくる酒を軸に地域を活性化
   ――八王子酒造りプロジェクト「はちぷろ」……西仲鎌司


■Ⅲ 酒とともに文化と風土を発信・輸出する

●1 拡大する清酒の輸出が持つ意味と可能性
   ――ローカルからグローバルへと発展する
     ロールモデルの構築……藤代典子

●2 海外における日本食レストランの拡大と日本酒の普及・消費拡大状況
   ――「地理的広がり」と「質的深まり」の実現に向けて……岸保行

●3 酒と肴(和食)に関わる文化財制度
  ――食文化保護をめぐる考え方と運用の状況……大石和男

●4 酒造組合が取り組む文化と地域の振興
   ――『灘五郷』『伏見』『奈良県』酒造組合による日本酒振興事業……増田忠義


■Ⅳ 酒を基軸にした地域振興

●1 酒蔵の地元回帰に関する一考察
   ――梅乃宿酒造の事例を中心に……河口充勇

●2 アメリカのラストベルト都市を再活性化するクラフトビール産業
   ――メーカーの「地場」化戦略がもたらした地域への貢献……畢滔滔

●3 ビールツーリズムがつなぐ都市と農村と世界
   ――イギリス都市部、ベルギー農村部の事例から……飯塚遼

●4 市民との協働による酒づくり

   コラム2 大学オリジナルお酒研究会の意義
   ――多様な人材による研究会で産官学連携の壁を超える……中村貴子

   コラム3 地域の原料で学生がつくるクラフトビール
   ――学生ビール、網走農家ビール……山﨑雅夫

   コラム4 ビール原料生産を軸として地域に産業を創出する
   ――岩手大学クラフトビール部……佐藤稜

●5 地域発の多彩なクラフト酒の世界

   コラム5 多様な副原料を活かしたクラフトミードの魅力
   ――現代に蘇った古代のお酒が拓く可能性……谷澤優気

   コラム6 いま求められるクラフトジン像を考える
   ――個性と哲学、そして再現性……山添直樹


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換
第1部 食農システムの転換をめざすヨーロッパ諸都市⑼ アーネム(オランダ


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農と地域を支える――担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ――「聞き書き甲子園」作品集から⑬


■連載 ブックガイド――農と食を読む

目次

■特集
「地場」化する酒類の未来
――日本酒、ビールの今をめぐる楽しいウンチク
……秋津元輝+中村貴子+北川太一 責任編集


■Ⅰ 日本の酒の未来を占う

●1 日本の酒の「テロワール性」を考える
   ――地域特性を活かした豊かな飲酒文化の持続に向けて……山﨑朗

●2 お酒と税金との深く密接な関わり
   ――酒税の変遷から見る日本の酒事情……刀禰俊哉

●3 日本の酒消費はこれからどうなるか
   ――多様性とイノベーションが拓く未来……都留康

●4 座談会 製造・開発・発信をめぐる
   新たな取り組みから展望する酒類の未来
   ――日本酒とクラフトビールを中心に
   ……後藤奈美+高橋俊成+田村源太郎+秋津元輝+中村貴子


■Ⅱ 原料生産と製造との関係変化

●1 酒蔵と酒米生産者との直接契約および地元調達の拡大とその意義
   ――調達の安定、価値観や経営哲学の発現による個性の獲得……林芙俊

●2 清酒製造企業の農業参入による原料米生産の目的と意義
   ――地域農業と消費市場の変化に対応する取り組み……大仲克俊

●3 杜氏の歴史と現在
   ――五感と経験に依拠した酒造りから数値化に基づく醸造へ……堀圭介

●4 市民との協働による酒づくり

   コラム1 地元産米でつくる酒を軸に地域を活性化
   ――八王子酒造りプロジェクト「はちぷろ」……西仲鎌司


■Ⅲ 酒とともに文化と風土を発信・輸出する

●1 拡大する清酒の輸出が持つ意味と可能性
   ――ローカルからグローバルへと発展するロールモデルの構築……藤代典子

●2 海外における日本食レストランの拡大と日本酒の普及・消費拡大状況
   ――「地理的広がり」と「質的深まり」の実現に向けて……岸保行

●3 酒と肴(和食)に関わる文化財制度
  ――食文化保護をめぐる考え方と運用の状況……大石和男

●4 酒造組合が取り組む文化と地域の振興
   ――『灘五郷』『伏見』『奈良県』酒造組合による日本酒振興事業……増田忠義


■Ⅳ 酒を基軸にした地域振興

●1 酒蔵の地元回帰に関する一考察
   ――梅乃宿酒造の事例を中心に……河口充勇

●2 アメリカのラストベルト都市を再活性化するクラフトビール産業
   ――メーカーの「地場」化戦略がもたらした地域への貢献……畢滔滔

●3 ビールツーリズムがつなぐ都市と農村と世界
   ――イギリス都市部、ベルギー農村部の事例から……飯塚遼

●4 市民との協働による酒づくり

   コラム2 大学オリジナルお酒研究会の意義
   ――多様な人材による研究会で産官学連携の壁を超える……中村貴子

   コラム3 地域の原料で学生がつくるクラフトビール
   ――学生ビール、網走農家ビール……山﨑雅夫

   コラム4 ビール原料生産を軸として地域に産業を創出する
   ――岩手大学クラフトビール部……佐藤稜

●5 地域発の多彩なクラフト酒の世界

   コラム5 多様な副原料を活かしたクラフトミードの魅力
   ――現代に蘇った古代のお酒が拓く可能性……谷澤優気

   コラム6 いま求められるクラフトジン像を考える
   ――個性と哲学、そして再現性……山添直樹


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換
第1部 食農システムの転換をめざすヨーロッパ諸都市⑼ アーネム(オランダ)


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農と地域を支える――担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ――「聞き書き甲子園」作品集から⑬


■連載 ブックガイド――農と食を読む

版元から一言

『農業と経済』は、「農業」と「食」と「農村」が直面する重要課題について総合的・根底的に考究し、農と食に関わるすべての人に向けて、最新の分野横断的な学術研究の成果をもとに、課題に取り組む方向性と解決策をわかりやすく提示する季刊オピニオン誌です。

著者プロフィール

中村 貴子  (ナカムラ タカコ)  (著/文 | 編集

中村貴子(なかむら・たかこ)……1971年生まれ。京都府立大学生命環境学部准教授。専門は農業経営学。地産地消による地域活性化と環境にやさしい水田農業および6次産業化に関する研究を行う一方、NPO法人日本都市農村交流ネットワーク協会の副理事長も務める。大学オリジナルお酒研究会事務局を担当。

秋津 元輝  (アキツ モトキ)  (著/文 | 編集

秋津元輝(あきつ・もとき)……1960年生まれ。京都大学大学院農学研究科教授。京都大学大学院農学研究科博士課程指導認定。博士(農学)。2015年より現職。専門は農村・農業社会学、食農倫理。近著に『小農の復権』(編著、2019年、農山漁村文化協会)など。

北川 太一  (キタガワ タイチ)  (著/文 | 編集

北川太一(きたがわ・たいち)……摂南大学農学部教授。1959年、兵庫県生まれ。鳥取大学、京都府立大学、福井県立大学の勤務を経て、2020年4月より現職。福井県立大学名誉教授。放送大学客員教授を務める。主な著書に『新時代の地域協同組合』(家の光協会、2008年、単著)、『協同組合の源流と未来』(岩波書店、2017年、分担執筆)、『地域産業の発展と主体形成─食と農、資源を活かす』(放送大学教育振興会、2020年、編著)など。

上記内容は本書刊行時のものです。