書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月6日
- 書店発売日
- 2024年10月4日
- 登録日
- 2024年8月5日
- 最終更新日
- 2024年10月3日
受賞情報
中国第一回「匿名作家計画」最優秀賞受賞;
書評掲載情報
2024-11-23 |
毎日新聞
朝刊 評者: 持田叙子(日本近代文学研究者) |
MORE | |
LESS |
紹介
北京へ、ニースへ、降りしきる雪の中へ、そして日本の桜の下へ。
シャーマニズムの香り濃い故郷瀋陽の街から、青年は逃奔するーー
鄭執は作家・脚本家・映像作家として活躍する中国の若きクリエイター。80後(バーリンホウ)世代※の旗手。
初邦訳となる本書には、中国東北部の中核都市である故郷・瀋陽の街から、あるいは鬱々と・あるいは劇的に・あるいは飄々と逃奔する青年を主人公とする、三つの物語を収録。
(※80後世代:80年代後半生まれ。中国の一人っ子政策の申し子で、他の世代より恵まれた経済環境に育ち、国際的な視野も経験も十分とされる)
【各作品紹介】
「ハリネズミ」
シャーマニズムの色濃い街で繰り広げられる不条理な茶番劇。周囲から変人扱いされてきた伯父と内向的な主人公が40歳の年の差を超えてかわす魂の交流。
「モンテカルロ食人記」
厳しい受験戦争に疲弊した主人公。その鬱屈する愛憎の相剋から溢れ出すエネルギーが巻き起こす、吹雪の街の奇譚。
「森の中の林」
「四人で五つの良い目を持つ」という祖父、父、息子、三世代の家族。それぞれの人生と愛、そして一つのミステリー。
目次
【目次】
ハリネズミ
モンテカルロ食人記
森の中の林
一 コウライウグイス
二 森林
三 春の夢
四 娘
五 瀋陽
日本の読者のみなさんへ
解説 鄭執――東北の大地に愛された若き創作者
版元から一言
【セールスポイント】
・80後(バーリンホウ)世代の旗手。
・語りの名手、作家・鄭執に注目!
・「東北の文芸復興の三傑」の一人、初邦訳
・第一回「匿名作家計画」最優秀賞受賞
・原作の映画『刺猬(ツーウェイ)』で脚本も担当
・第26回上海国際映画祭最優秀脚本賞受賞
上記内容は本書刊行時のものです。