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1914ー運命の年
第一次世界大戦開戦時のイギリス社会
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年1月25日
- 書店発売日
- 2019年1月22日
- 登録日
- 2018年11月13日
- 最終更新日
- 2024年2月15日
紹介
英国が開戦に踏み切った1914年の1年間の世相を天候、政治(首相アスキスの恋を軸に)、経済(物価や生活水準)、軍事、アイルランド内政問題、文化・芸術(劇作家、文壇の動を中心に)、飛行機ブーム、労働運動、女性参政権運動(サフラジェット)、幼児殺人事件、スパイデマ騒動、志願兵、ドイツ軍の砲撃などあらゆる角度から、また政治家から庶民の視点で描写し、時代の空気を生き生きと再現した傑作社会史。
目次
第1幕 1月から4月
チョーク・ファーム発4時14分列車殺人/首相の恋/切り裂かれたロークビーのヴィーナス /子どもたちの力/ノット・ブラッディー・ライクリー
第2幕 5月から8月
ハネムーン・イン・ザ・スカイ/予兆/アドルストロップ /夏の大騒動/どん底から逃れて/バンク・ホリデー
第3幕 8月から12月
別世界/全てが国王の僕/薄れゆく希望/戦時中の州の教区/見知らぬ者はスパイ/砲撃/すすり泣くような爆音/1914年のイギリスの背景
版元から一言
原書の書評
〔書評〕
「出来事、エピソードをちりばめた万華鏡のような作品……エキサイティングで心が揺さぶられ夢中にさせられる」Guardian
「傑作、共感たっぷりに描かれているが、公平に見ている。きわめて楽しく読める」New Statesman
「緻密な研究をもとに美しく描かれている」「美しく詳細に描かれた本書でボストリッッジが示しているように、1914 年は『運命の年』だった。イギリスは二度と元に戻ることはなかった」Independent
「傑作である……きわめて読みやすい」「無意識のうちにカタストロフィに向かって歩んでいく国のムードを描いた心惹かれる歴史」Financial Times
「見事な作品。ボストリッジは平和だった頃の最後の場面と、開戦直後の場面の景色、匂い、音を映像カメラで撮影している」Evening Standard
「1914 年を説明し、感動的で従来の神話に挑戦する作品。子ども殺し、政治家の恋愛、古典的な詩ができあがるに当たり強いインスピレーションを与えた旅行、反逆者の処刑、文壇の交友、美しい海岸の村に対して行われた破壊的な攻撃などいくつもの話が描かれている」Juliet Nicolson, Suday Telegraph
「この時期に関心があるだけでなく、塹壕や条約の話だけにかぎらず興味を持っている人々にとってはありがたい、当時の雰囲気を叙述した作品」Obserber, Book of the Week
上記内容は本書刊行時のものです。