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ソヴィエト・ファンタスチカの歴史
原書: История советской фантастики
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年6月
- 書店発売日
- 2017年6月9日
- 登録日
- 2017年5月9日
- 最終更新日
- 2017年6月9日
書評掲載情報
2018-02-15 |
SFが読みたい
2018年版 評者: 大野典宏/岡和田晃/坂永雄一/鈴木力/高槻真樹/林哲矢/ゆずはらとしゆき/京都大学SF・幻想文学研究 |
2017-07-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 円城塔(作家) |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2017-12-05 |
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紹介
「 月の科学的・軍事的利用は、プロレタリア国家の今後の課題のひとつである」──スターリン
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革命後のソ連文学史は、ファンタスチカ(SF+幻想文学)による権力闘争の歴史だった! 粛清、雪どけ、そしてペレストロイカまで。本国ロシアでは社会学者や報道関係者が「事実」として引用した、教科書にぜったい載ってはならない反革命的メタメタフィクション、まさかの日本語版刊行!
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・マヤコフスキーは文学グループ〈赤い月面人〉の同人だった。
・スターリンが愛した言葉は「月を制するものが全世界を制する」。
・ソルジェニーツィンの『イワン・デニーソヴィッチ』は月面開発の物語。
・1968 年の「プラハの春」はアポロ計画がきっかけで勃発した。
・『雨月物語』の上田秋成がソ連の「要注意人物」に認定される。
……そのほか、見てきたような〈世紀の発見〉を多数収録!
目次
序
第1章 〈赤い月面人〉の離陸と墜落(1921年~1928年)
第2章 ソロフキのカタパルト(1929年~1932年)
第3章 「では同志ウェルズに発言願います……」(1933年~1936年)
第4章 内なる敵、外なる敵(1937年~1945年)
第5章 世界的優位をめぐるたたかいとその破滅的帰結(1945年~1953年)
第6章 霧の中より月出でて……(1954年~1968年)
第7章 ポケットからナイフを引き抜いた(1968年)
第8章 審理が始まる(1969年~1978年)
第9章 『ルナリウム』とその周辺(1979年~1984年)
第10章 エピローグ(1985年~1993年)
参考文献一覧
月への道半ばで、あるいはカーツ博士の馬のボリバル
――編者あとがき(ロマン・アルビトマン)
訳者解説(梅村博昭)
人名索引
版元から一言
ロシア革命100周年を記念して、初版のみカバーに「鎌とハンマー」の抜き型加工。
上記内容は本書刊行時のものです。