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[新装版]遊廓のストライキ
女性たちの二十世紀・序説
菊変形判
縦188mm
横150mm
厚さ17mm
重さ 450g
276ページ
がんだれ製本
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2015年5月
- 書店発売日
- 2015年5月10日
- 登録日
- 2015年4月20日
- 最終更新日
- 2025年2月4日
紹介
逃げる! 戻らない!―― それが「活用」されることを拒んだ彼女たちの選択だった。
関東大震災からの復興を経て、モダニズムの時代として評価されることが多い、1920~30年代。この時期に隆盛をきわめた労働争議と呼応するように、公娼制度下で「籠の鳥」と呼ばれた遊廓の女性たちが、自分の生と性を男社会から奪還するべく、立ち上がった――。青森、大阪、広島、佐賀、福岡など各地の史料をつぶさに読み込み、無名の女性たちの実像に肉薄する。近現代女性史の空白を埋める貴重な成果。
目次
はじめに
語られなかった歴史を語るということ
第1章芸妓・娼妓を取り巻く環境
遊廓の「近代」の始まり/廃娼運動の誕生/廃娼運動への批判的視座
第2章遊廓のなかの女性たち
閉ざされた門のなかで/識字率の上昇と情報の流入/遊廓を離れてから
第3章一九二六年の大転換
遊廓の改善という世論の高揚/新聞にあらわれる「娼妓」たち
第4章実力行使としての逃走
逃走の時代の幕開け/広島、弘前、ふたつの直接行動/逃走の時代のあとに
第5章逃走からストライキへ
凋落する遊廓/大阪、松島遊廓金宝来のストライキ/佐賀、武雄遊廓改盛楼のストライキ/遊廓のなかの女性たちが「求めたこと」
おわりに
「解放」と「労働」の境界で
註/参考文献/あとがき
版元から一言
朝日新聞、東京新聞など各紙誌で絶賛された初版限定特装版(格子窓アキ+ダブルカバー)が店頭在庫のみのため、お求めやすい定価で再刊します(内容は旧版と同じです)。
装釘=宗利淳一
上記内容は本書刊行時のものです。