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塹壕の戦争
1914-1918
原書: C’ÉTAIT LA GUERRE DES TRANCHÉES
A4変形判
縦280mm
横210mm
厚さ16mm
重さ 800g
188ページ
上製
価格
3,300円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2016年10月
- 書店発売日
- 2016年11月7日
- 登録日
- 2016年10月9日
- 最終更新日
- 2024年9月24日
受賞情報
ウィル・アイズナー賞(米)最優秀実話賞受賞(2011年)
書評掲載情報
2016-11-13 |
朝日新聞
朝刊 評者: ササキバラ・ゴウ(まんが編集者) |
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紹介
第一次世界大戦の《リアル》を徹底的に描き出して、「コミックのアカデミー賞」と呼ばれるアイズナー賞を受賞したフランスの巨匠タルディの代表作、ついに日本初上陸。この戦場の《リアル》を直視するところから、いま、私たちの現代史は幕を開ける。
*
作中の兵士のひとりはこう自問自答する。「なぜこんな酷いことになったのか?……惨憺たる結果にして恥辱、文明の退行ではないか」。
「平和」を目的として勃発したこの戦争は世界中に破壊と殺戮を蔓延させ、 1000万人もの戦死者を出した。「なぜ」このような戦争が足かけ 5年も続いたのか──フランスを代表する漫画家タルディは、本作をもってこの「なぜ」に挑む。前線に掘られた暗く泥まみれの塹壕でたたかう兵士のひとりひとりを主人公に据えたタルディの視線は、きわめて低い。その低さゆえに、この漫画に描かれるのが、まさに自分自身であり、身近な誰かであることを予感させるのである。
目次
まえがき
ジャン=ピエール・ヴェルネへの謝辞
塹壕の戦争
エッセイ
イラスト・コレクション
2014年版あとがき
訳者あとがき
前書きなど
タルディは線描の快楽のほか一切を捨てて、無名兵士が無駄死にするパターンをひたすらに描く。そこに生温かい恐怖と怒りの手触りが生まれるのだ。
――上田岳弘(小説家/第28 回三島由紀夫賞)
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。