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旅の人、島の人
四六判
240ページ
価格
1,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2023年12月25日
- 登録日
- 2023年8月29日
- 最終更新日
- 2024年1月4日
紹介
沖縄の石垣島に、息子と移住して三年あまり。「旅の人」と言うにはやや長く、「島の人」というにはまだ短い、そんな時間が流れた。
震災のときは仙台に住んでいた。すぐさま小学生の息子と二人で避難。空路を乗り継いで西へ向かい、沖縄、石垣島まで飛んだ。たまたま空席があっただけで、まさかそのまま住みついてしまうとは思ってもみなかった。虫は怖いし、魚は裁けない。そもそもアウトドアは大の苦手だった。「旅の人」と言うにはやや長く、「島の人」というには短い沖縄・石垣島の暮らし。
「地方暮らし」のブームを先取りした9年前のエッセイ集にボーナストラックを増補して復刊。「サラダ記念日」以前に儚く消えた「幻の50首」があった! そんな秘蔵エピソード「やや長い失恋の話」など。
前書きなど
先日、久しぶりに石垣島を訪れた。変わらない風景、懐かしい人たち。ゆるゆるの島時間に身を浸していると、ここで息子と暮らした5年間は、たしかに今の自分の一部になっているなあと感じる。
いっぽうで「島の人」よりは「旅の人」に近いポジションにいることもまた現実だ。だからこそ、本書に収められたエッセイの一つ一つが愛おしい。
2011年の震災後、縁あって石垣島に滞在し、そのまま住みついてしまった。小学生男子には天国のような島だった。その後、息子の進学のため2016年の春に島を離れた。2014年に本書を出版した時には入れられなかったものを収録して、今回の増補版とする。
上記内容は本書刊行時のものです。