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BIOCITY ビオシティ 98号 生きものと暮らすコミュニティデザイン 山崎 亮(著者) - ブックエンド
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BIOCITY ビオシティ 98号 生きものと暮らすコミュニティデザイン (ビオシティ キュウジュウハチゴウ イキモノトクラスコミュニティデザイン) 自然を敬う生命福祉社会へ (シゼンヲウヤマウセイメイフクシシャカイヘ)

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B5判
縦257mm 横182mm 厚さ7mm
重さ 300g
128ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-907083-86-1   COPY
ISBN 13
9784907083861   COPY
ISBN 10h
4-907083-86-6   COPY
ISBN 10
4907083866   COPY
出版者記号
907083   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年4月10日
書店発売日
登録日
2024年3月21日
最終更新日
2024年4月9日
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紹介

近年、アニマルウェルフェア、アニマルセラピー、コンパニオンアニマル、フィトセラピー(植物療法)など、生きものと人との新しい関係を表す言葉を耳にするようになりました。動植物がもたらす癒しや健康促進などの効果をみとめ、支援する自治体や組織、企業も増えており、特に海外では画期的な取り組みが進んでいます。今号では、世界のコミュニティデザインの新潮流を調査・紹介してきたstudio-Lが、海外視察の最新情報を交え、生きものと人の両方にとって暮らしやすい社会を考えます。

目次

目次

8 巻頭言 コミュニティ概念の拡張 山崎 亮
14 地域でペットを育てる観光の村 台湾の地域猫とコミュニティ 神庭慎次
22 動物保護と人々のつながりをつくる 高雄市燕巣動物保護施設 洪 華奈
30 動物を家族に迎えるための学びの場 無尾香蕉動物学校(台湾) 渡邊彩子
38 シンガポールのカンポンスピリッツ 自然を大切にする「村」の精神 林 彩華
46  シンガポールのアニマルセラピー 動物を介した社会課題の解決 太田未来
54 人も動物も暮らしやすい社会に ニューヨークの最前線 出野紀子
62 高齢者とペットの暮らしを支える ニューヨークの環境 藤山綾子
70 日本人の動物観の変容とコメディドッグにみる寛容な社会 西上ありさ
78 社会的共通資本としての森林資源 北海道下川町の循環型林業とコミュニティ 山本洋一郎
86 南部曲り家を拠点にした馬との新しい関わり方 平野紗矢香
94 南米の文化に生きる動物 ペルー、パラグアイ、ブラジルを訪ねて山崎 亮

連載
108 ヴィンテージ・アナログの世界 レコードは不滅③ 高荷洋一
112 動物たちの文化誌㊶ 土の中の動物たち 早川 篤
120 欧州グリーン・インパクト⑰ フランスの森林療法 遠藤浩子

前書きなど

二一世紀の日本における超長寿社会を生きる我々がヒントにすべき人間と動物の関係性はどこにあるのだろうか。キリスト教が広まる前の南米における古代文明や、その影響を受けたユートピア思想、そして過度な科学信仰や経済成長から距離を保ってきた先住民の暮らしの中に、動物を含めたコミュニティのあり方に関するヒントが隠されているのではないか。
 以上のような問題意識から、本特集では人間と動物の関係について考えてみたい。紹介されるのは、台湾、シンガポール、アメリカ、そして日本の事例である。
 コミュニティという概念を「地域で生活する人間同士のつながり」と捉えるのか、「動植物とのつながり」も含めるのかによって、その動物観や自然観は違ってくるだろう。本特集で紹介される事例から、コミュニティ概念の拡張が世界各地で進んでいることを感じられるだろう。
山崎亮「巻頭言」より

版元から一言

パンデミック以降、「動物と人の両方が暮らしやすい社会に」という、コミュニティの概念の拡張が世界各地で進んでいます。コミュニティデザインの専門家集団studio-Lが海外視察による最新事例を報告。必見です!

著者プロフィール

山崎 亮  (ヤマザキ リョウ)  (著者

山崎 亮:1973年愛知県生まれ。studio-L代表、関西学院大学教授。2005年studio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。著書に『コミュニティデザイン』『まちの幸福論』『ケアするまちをデザインす
る』など。

神庭 慎次  (カンバ シンジ)  (著/文

神庭慎次:1977年大阪府生まれ。大阪産業大学大学院修了後、同大学内にNPO法人環境デザイン・エキスパーツ・ネットワークを設立し、その組織運営に携わる。2006年よりstudio-Lに参画。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザイン、グラフィックデザイン、撮影、映像づくりなどに携わる。

洪 華奈  (ホン ファナ)  (著/文

洪 華奈:1984年滋賀県生まれ。2006年成安造形大学でメディアデザインを学ぶ。インテリア照明メーカーを経て、2011年よりstudio-Lに参画。東京を拠点に、立川市子ども未来センター市民活動支援事業、睦沢町上市場地区魅力づくり事業、宇検村地域共生の村づくり事業などを担当。

渡邊 彩子  (ワタナベ サイコ)  (著/文

渡邊彩子:1990年新潟県生まれ。大学で補助犬ユーザーを中心とする福祉用具を研究。地元のデザイン事務所勤務を経て、東洋大学大学院で高齢者住宅や福祉のまちづくりに関する調査・研究に取り組む。2018年よりstudio-Lに参画。市民参加の活動支援、総合計画などの策定、新しい学校づくり、アートプロジェクトなどに携わる。

林 彩華  (ハヤシ サイカ)  (著/文

林 彩華:1977年大阪府生まれ。関西大学卒業後、建設コンサルタントを経て、2013年よりstudio-Lに参画。草津川跡地公園パークマネジメント、鳥取県智頭町総合計画策定、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店縁活プロジェクトなどを担当。職員研修、人材育成などにも携わる。土木学会景観デザイン研究編集賞委員会委員(2006-08年)。

太田 未来  (オオタ ミキ)  (著/文

太田未来:1980年神奈川県生まれ。茨城大学大学院修了。調査系コンサルタント会社を経て、2014年よりstudio-Lに参画。公園づくりやパークマネジメント、図書館などの公共施設の設計や活用に関するプロジェクトを担当。近年は、民間商業施設や寺院のコミュニティデザインにも携わる。

出野 紀子  (デノ ノリコ)  (著/文

出野紀子:1978年生まれ。帝京大学大学院終了。2011年にstudio-Lに参画。住民参画による地域福祉、地域共生、介護・フレイル予防、美術館づくり、商店街の活性化、パークマネジメント、観光づくり、大学教育、社会教育などに携わる。

藤山 綾子  (フジヤマ アヤコ)  (著/文

藤山綾子:1983年神奈川県生まれ。金融機関勤務を経て、多摩美術大学でデザインを学ぶ。2013年よりstudio-Lに参画。立川市子ども未来センターでの市民活動支援を中心に、御蔵島村総合戦略などの計画策定支援、コーディネータースキルを活かした仕組みづくりやそのデザインを担当。

西上 ありさ  (ニシガミ アリサ)  (著/文

西上ありさ:1979年北海道生まれ。早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。
2005年にstudio-L参画。住民参加による総合計画の策定、集落診断・集落支援、子育て支援、地域包括、生涯活躍のまち、総合戦略の策定、介護予防、学校教育、社会教育などの公共事業に取り組む。著書に『ケアする人のためのプロジェクトデザイン』

山本 洋一郎  (ヤマモト ヨウイチロウ)  (著/文

山本洋一郎:1980年愛知県生まれ。東京工業大学大学院修了。在学中にパリ・ラ・
ヴィレット建築大学留学。清水建設勤務を経て2014年studio-Lに参画。北海道と関東を中心に、住民参加型の建築プロジェクト、地域包括ケアを目指した医療福祉系のプロジェクト、新しい学校をつくる教育系のプロジェクトなどに携わる。一級建築士。

平野 紗矢香  (ヒラノ サヤカ)  (著/文

平野紗矢香:1980年岩手県生まれ。ウエスタンミシガン大学大学院修了。専攻は画像処理。IT企業を経て、2015年よりstudio-Lに参画。市民活動団体やボランティアのコーディネーター、地域福祉支援、市民参加型設計ワークショップ、市民活動センター推進支援、教育大綱策定支援などを担当。

上記内容は本書刊行時のものです。