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刑務所ごはん 汪楠(著/文) - K&Bパブリッシャーズ
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刑務所ごはん (ケイムショゴハン)

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A5判
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-902800-92-0   COPY
ISBN 13
9784902800920   COPY
ISBN 10h
4-902800-92-6   COPY
ISBN 10
4902800926   COPY
出版者記号
902800   COPY
Cコード
C0077  
0:一般 0:単行本 77:家事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年8月19日
最終更新日
2024年10月24日
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書評掲載情報

2024-12-01 読売新聞  朝刊
評者: 宮内悠介(作家)
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紹介

全国の受刑者200人にアンケート取材!! 料理家が再現した刑務所のごはんの写真(カラー)77点、調理レシピ27食分、各料理についての解説、受刑者からの手紙(肉筆)13点も掲載!!

外の食事とは何が違う? どこの刑務所が美味しい? 楽しみにしている食事は? 嫌いなおかずは? 好きなデザートは? 出所して最初に食べたいものは?

食からわかる受刑者の日々の心情。

目次

はじめに

【序】
朝昼晩の流れ
刑務所と食事
本書について


【朝食】

刑務所の食事は誰が作る?
麦飯と味噌汁で腹を満たし、今日も刑務所の一日がはじまる。
・味噌汁
・おかず〔朝〕
・きなこ

[コラム] 昔は良かった?


【昼食】

刑務所風を再現するなら、炒め料理も「水っぽく」
バリエーション豊かな毎日の昼食、
今月はどんなおかずが登場するのか?
カレーには「味がある」

[レシピ]
・ハヤシライス
・チキンライス
・鶏肉とにんにくの芽
・豚肉と茄子のキムチ炒め
・麺
・ナポリタン
・ラーメン
・サラダうどん
・焼きそば
・副菜
 キャベツのゴマドレ
 野菜のチーズサラダ
 さつま芋オレンジ煮
 いとこ煮

[コラム] 意外と美味しい⁉


【夕食】

深夜の空腹を耐える
不景気、物価高、高齢化
先入観は捨ててしまおう

[レシピ]
・焼肉
・青椒肉絲
・すきやき風煮
・豚と野菜の卵とじ煮
・酢豚
・ポトフ
・オランダ煮

[コラム] ぜんざい



【パン食】

パン
ぜんざい
非日常を味わう、小麦粉と旨味/甘味のマリアージュ

[レシピ]
・チリコンカン
・煮豆
・カレーソテー
・じゃがきんとん
・スクランブルエッグ

パン 〔カスタマイズ〕
ごはん 〔カスタマイズ〕
ご当地メニュー

[レシピ]
・カスタードクリーム
・キムタクごはん
・さんが焼き
・「薄味」と「甘しゃり」
 

【ハレの日】

クリスマス
大晦日
正月ごはん
おせち
〝お菓子〟という快楽

[不人気メニュー]
・焼き鯖、豚とブロッコリーの炒め
・イカと里芋の煮物
・こんにゃくと豚肉の炒め煮

人気メニュー・不人気メニュー



【受】刑者からの手紙

「最近の物価高によって急激に悪化」
「連日30円のキャベツ太郎、バカにしてる。」
「断トツ不人気メニュー……3歳児が作った様なセコい味」
「お弁当箱の一番小さい部分に1センチ角ほどの物体」
「職員も〝ここの飯は娑婆より旨い〟」
「さながら離乳食。見た目以上に離乳食」
「から揚げや焼魚に、しょうゆはつきません」
「社会で生活している人達の生活が……」
「人に物をあげてはいけない。もらうのもダメ」
「火力不足のため炒め物は全部水気たっぷり」
「一緒にパンに挟むことで一体感」
「ほとんど味がなく正直すごくまずい」
「今ではどっぷりはまってしまいました」
「本当にありがとうと伝えたい」


【 特別寄稿 】
自由にはなったけど……/チー坊(仮)
反省は一人でもできるが、更生は一人ではできない
 「ほんにかえるプロジェクト」および「プリズンライターズ」について


「あとがき」に代えて 
『刑務所ごはん』インタビュー

著者プロフィール

汪楠  (ワンナン ホンニカエルプロジェクト)  (著/文

【汪楠(ワンナン)】 1972年中国吉林省長春市生まれ。14歳で日本に渡り、以後日本で生活を送ることになる。残留孤児2世に対する激しいいじめに抵抗するために自然発生的に集団化していった怒羅権の創設期のメンバー。後に暴力団に属し、2000年に詐欺罪などによって逮捕。13年の実刑判決を受け岐阜刑務所で服役生活を送る。2014年に出所。2015年、全国の受刑者に希望の本を差し入れする「ほんにかえるプロジェクト」を立ち上げる。著書『怒羅権と私』(彩図社)。

ほんにかえるプロジェクト  (ホンニカエルプロジェクト)  (著/文

【ほんにかえるプロジェクト】 出所した汪楠が2015年に立ち上げた受刑者を支援する非営利団体。約40人のスタッフが全国30ヶ所、約300名の受刑者に本を贈ることで、その人を思っているという事実を伝え、文通することで、社会からの孤立を防ぐ働きをしている。

上記内容は本書刊行時のものです。