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上海の表情
感染発生から収束までの55日間新型コロナウイルスとの戦い
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年8月15日
- 登録日
- 2022年2月21日
- 最終更新日
- 2023年11月16日
紹介
*書店様へ:本書のご注文は東京官書普及(株)様扱いとなります。
感染発生から収束までの55日間、大都市上海における新型コロナウイルスとの戦いとは? 「上海はなぜ上海か?」「上海はなぜできるのか?」『上海の表情』という作品はこの大都会と2400万人余の市民のコロナ渦中の表情であり、この大都会と2400万人余の市民の戦「疫」の表情である同時に、身をそこに置いている著者自身の悲喜こもごもの表情もあった。
目次
プロローグ 「ゼロ」から「ゼロ」までの43日――――世界構造に影響を与えた「疫」との戦い
1.「1号患者」と擦れ違い
2.急ブレーキ、「ステイ上海」
3.武漢に徹底注目!
4.上海人「『毒コウモリ』は実在する!」
5.「1号患者」の真相
6.戦「疫」の火ぶたが切られた
7.やむなく「春節祝賀会」にさよなら
8.庚子の年の上海は禍? それとも福?
9.上海は早目に防疫の手を打った
10.上海は「陥落」せず!
11.北京SARSで絶望を経験
12.上海戦「疫」の現場
13.最悪の大晦日にも全員出撃
14.比べて初めて誰の街が真の街か分かる
15.「最初の1時間」が最重要
16.北京SARS「1号患者」が残した禍根
17.街の隅々に「遊撃隊」
18.突然「発熱」したら病院に行くべきか?
19.7年前の「予言」で私は「インフルエンサー」になった
20.本当の話をしなければならない
21.「塀のある牢」と「塀のない牢」
22.私を泣かせる黄浦江
23.非情は人を詩人にする
24.コロナ下にも聞こえるセレナーデ
25.戦争の風雲
26.上海「張パパ」は一人だけではない
27.愛ありてこそ命は輝く
エピローグ 上海に敬礼!
前書きなど
翌日の朝食のとき、スタッフにこれから毎朝、ソーセージ4本、ゆで卵8個をテイクアウトするのでつけておいてくれるよう頼んだ。マスクをしているスタッフは笑顔で「何先生、食欲がありますね」と言ったが、私はその理由を話さなかった。その日から、私の孤独な「在宅」生活に責任と必要不可欠な仕事が加わった。ホテル裏の空き地の3匹の猫はおそらく今でも「ニャー、ニャー」と鳴いているのだろうが、私を見ると「ミャー、ミャー」と甘くかわいい声で鳴いているように聞こえるようになった。 ―本文より
上記内容は本書刊行時のものです。