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すこし広くなった 宇田智子(著/文) - ボーダーインク
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すこし広くなった (スコシヒロクナッタ) 「那覇の市場で古本屋」それから (ナハノイチバデフルホンヤソレカラ)

文芸
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四六判
縦188mm 横127mm 厚さ18mm
248ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-89982-465-7   COPY
ISBN 13
9784899824657   COPY
ISBN 10h
4-89982-465-3   COPY
ISBN 10
4899824653   COPY
出版者記号
89982   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年5月
書店発売日
登録日
2024年5月2日
最終更新日
2024年5月8日
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紹介

「いまから五十年よ」
つまり私が九十歳まで。
市場ではありえない
年齢ではない。
明日もすこやかに、
四・五坪の帳場で店番中。

沖縄那覇の「市場の古本屋ウララ」店主・エッセイ最新刊
お待たせしました、待望の『那覇の市場で古本屋』第二弾!
あれからいろいろありました。
市場の引越、アーケードの建替、コロナ禍……。
それでも続く市場の日々。

「市場の古本屋ウララ」の帳場から、本のこと、市場のこと、アーケードのこと、お客さんとのやりとり、忘れられない風景、そんな日々をたんたんと、ときにさざ波を感じながら綴る、あれからとこれから。

目次

 あれから

Ⅰ 屋上から市場を眺める 

モモとミミコ 市場を歩く 空港へ 目と口と耳 
くせ字 ウンメイ 鰹節を削る 屋上から青空 
バスと台風 運ばれる本 ボート遊び かわいい 

Ⅱ なにがおこるかわからなかった 

一世一代の パリと那覇 棚やタンス 市場ロス 
当事者になる 本部町営市場 公設市場解体 アーケード撤去 
言葉は残る おうち 天妃前饅頭 いまから五十年 
隣の人は前の人 復興の槌音 幻の市場 「シャッター通り」 
読書の秋 均一本のたのしさ 佐良浜の椅子 

Ⅲ  それでもつづく市場の日々 

二重のまち 市場の魔術師 ホタル、花壇、逃亡犯 
屋根のあるところ 地層が見たい 日傘が守るもの 
町の記憶 時間の遠近 消えたパラソル 待たせてほしい 
究極の郷土出版 席替え 耳栓 やさしい屋根 
三年九か月三日 おかえりなさい、公設市場 
つくりつけの木の台

Ⅳ  オフ・ビート・ウララ  二〇二二年十月~二〇二四年一月

なべ/三年ぶり/往復はがき/三十九の春 /るるぶ /遠いところ
第二外国語/シャッターの鍵/クラリネット/貼紙 /大道芸  
おやすみなさい、おつきさま/田芋チョコバーガー /シャッター棒
けなげ/犀星にかぶれる/すべる台車/あいだの壁/あかり
詩集/浦崎漬物店/コレクション/気配/船旅/隣の島
波の音/ハワイ/チャコペン/クルルンシー/船長/布
四国/琉球銀行のあたり/サウナ/百貨店/白い斑点
かさだて/私たち/左開き/ふたり連れ/富士山/古い本
三度め/涼しさ/島ぞうり/トイレで読む本/寝るまえに/
もしも/のぼり/誤解/カメジロー/買い出し/大仏建立 
よふけ/私語    

 これから 

著者プロフィール

宇田智子  (ウダトモコ)  (著/文

1980年神奈川県生まれ。2002年にジュンク堂書店に入社し、池袋本店で人文書を担当する。2009年、那覇店開店に伴い異動。2011年7月に退職し、同年11月11日、那覇市第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店する。2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。著書に『那覇の市場で古本屋』『市場のことば、本の声』『増補 本屋になりたい』。

上記内容は本書刊行時のものです。