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地域経営論
- 初版年月日
- 2021年3月
- 書店発売日
- 2021年3月25日
- 登録日
- 2021年1月27日
- 最終更新日
- 2021年4月7日
紹介
新しい学問領域、「地域経営論」を衝く!
1990年代以降、激しくなった地域間格差等の地域の問題が山積され、その課題解決のための合理的な地 域の経営が脚光を浴びた。本書では地域問題解決のための地域経営学を地域系・総合系・新領域の学問と 位置づけ、これまでの理論的・実践的な総括を試みる。
目次
序 論 「地域経営学」の核心は何か
1 本書の課題と背景
2 課題接近への方法
第Ⅰ部 理論的接近
第1章 「地域経営学」の社会的・学術的背景と到達点
1 本章の課題
2 「地域経営」の提起の背景
3 政府および関係組織からの「地域経営」の提起
4 学界における「地域経営学」の地平
5 関係図書における「地域経営学」
第2章 「地域経営学」の定義と社会的役割
1 本章の課題
2 「地域経営学」の社会的・学術的底流
3 地域経営学の定義と学術基盤
4 地域経営学の意義と役割
第Ⅱ部 教育論的接近
第3章 地域人財の育成と「地域協働型教育」-福知山公立大学地域経営学部を例に-
1 本章の課題
2 大学の役割と「地域協働型教育研究」
3 2017年度カリキュラムの見直し
4 「地域協働型教育」と人財育成
第4章 「地域協働型教育」実践の検証と展望-京都府福知山市三和町を対象として-
1 本章の課題
2 三和町の概況と課題
3 「地域協働型教育」実践の検証
4 地域協働型教育研究の成果と意義
5 地域の活力とガバナンス
補節 郡是と近代丹波の養蚕業
第5章 地域人財の育成の諸課題
1 本章の課題
2 高知大学地域協働学部の実践教育と人財育成
3 地方における大学・高校教育と人財育成
4 農村地域に漂う「諦め感」と人財育成
第Ⅲ部 地域政策論的接近
第6章 多様な担い手の連携による〈農〉資源の活用
1 本章の課題
2 食料の自給率と持久力-20年間の評価と展望
3 「福祉的・療養的農業」の新たな展開可能性
第7章 農村システムを担う社会的農企業-鳥取県八頭町の挑戦
1 本章の課題
2 鳥取県八頭町の概要と農地集積・地域連携の状況
3 3つの地域連携・協働-鳥取県畜産農協の取り組みを中心に
4 船岡農場-集落を基礎に組織化した資源管理型地域農業経営体
5 田中農場-土づくりから始まったビジネス型地域農業経営地
6 開発センター-農協等が発議した資源管理型地域農業経営体
7 地域協働・循環と地域の持続可能性
第8章 SDGs汎用モデルの構築-京都府与謝野町を例に
1 本書の課題
2 なぜ与謝野町を取り上げたのか
3 与謝野町の地域SDGsと農業SDGs
4 工程管理とKPI-SDGs汎用モデルへの接近
補節 SDGs推進上の留意すべき基本事項
結 論 「地域経営学」のデザイン
1 地域経営学の定義
2 地域経営学の方法
3 地域経営学の意義と役割
4 地域経営学の教育のあり方
5 地域経営学の展望
上記内容は本書刊行時のものです。