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ホールデンの肖像
ペーパーバックからみるアメリカの読書文化
発行:新宿書房
縦190mm
303ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2014年10月
- 登録日
- 2015年12月11日
- 最終更新日
- 2015年12月11日
書評掲載情報
2015-12-11 |
週刊読書人
評者: 越川芳明=明治大学教授・アメリカ文学専攻 |
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紹介
ペーパーバック研究から横滑りして、ハーレクイン・ロマンスから、果てはブック・クラブ事情へ-"日本エッセイスト・クラブ賞"受賞・アメリカ文学者による縦横無尽のビブリオ評論&エッセイ。
目次
1 ペーパーバックの迷宮で(「フェスティーナ・レンティ」ということ
アメリカ人は短いのがお好き?-アメリカン・ペーパーバックにおける「削除版」考
ホールデンの肖像-表紙絵に描かれた『ライ麦畑でつかまえて』
追悼 J・D・サリンジャー)
2 恋の道化師伝説(すべてはロマンスから始まった-文学史から見たハーレクイン・ロマンス
アルファ・マンの系譜-ハーレクイン・ロマンスのヒーローたち
ハーレクイン対フェミニズム-呉越同舟のメカニズム
シークの時代-二十世紀初頭の「砂漠捕囚ロマンス」
吸血鬼を「ロマンス」する-ヴァンパイア・ロマンスtwilightについての一考察
働く娘にロマンスを-アメリカ十九世紀末の勤労少女出世譚について
ハーレクイン翻訳への遠き道のり)
3 ブッククラブ・クロニクル(アメリカを変えたブッククラブ-「ブック・オブ・ザ・マンス・クラブ」の過去・現在・未来
本を語る女たち-オプラズ・ブッククラブの隆盛とその影響)
4 二人の先生(二人のアンダスン
『S先生のこと』のこと
O先生のこと)
上記内容は本書刊行時のものです。