版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
漆と伝統 室瀬和美(著) - 白船社
.
詳細画像 0 詳細画像 1 詳細画像 2 詳細画像 3 詳細画像 4
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
地方小     ト・日・他     書店
トランスビュー     書店(直)
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

漆と伝統 (ウルシトデントウ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白船社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ11mm
重さ 237g
224ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-87782-149-4   COPY
ISBN 13
9784877821494   COPY
ISBN 10h
4-87782-149-X   COPY
ISBN 10
487782149X   COPY
出版者記号
87782   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年11月20日
書店発売日
登録日
2024年10月10日
最終更新日
2024年11月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-12-01 産經新聞  
2024-12-01 産經新聞  朝刊
2024-12-01 読売新聞    朝刊
MORE
LESS

紹介

漆と人間は一万年という長い付き合いを積み重ね、
特に日本では世界に類をみない漆文化が育まれてきました。

本書は「蒔絵」の人間国宝を指南役に、
漆の素材・わざ・文化史などを切り口に、5章構成・全66話で
深遠な漆文化の魅力を紹介する「漆の教養書」です。

著者の室瀬和美氏は漆芸家で、重要無形文化財「蒔絵」保持者。60余年にわたって国内外の現場で、自身の創作・国宝などの文化財修理を手がけてきた、漆工芸のスペシャリストです。
「えっ!」と驚くマメ知識あり、ときにマニアックな技術論あり、漆の面白話が盛りだくさん。技術者ならではの説得力あふれる視点で、「漆」×「伝統」を縦横無尽にひもときます。

目次

第一章 漆という素材 
植物としてのウルシ/日本の漆/国産漆の採取時期と特色 /アジアの漆/漆の固まるメカニズム /「精製」という大発見 /精製漆の種類 /漆の用途 /漆の色/漆は紫外線に弱いのか? 

第二章 漆で「作る」 
Ⅰ 造形と素地
漆で造形するには
素地の材料 木・竹・籐/布・紙 /革/陶磁器/金属
Ⅱ 装飾技法
漆芸は光の装飾表現
蒔絵/蒔絵の技法 線の表現─付描・描割・針描 /地の表現─地蒔き
蒔絵以外の装飾技法 螺鈿/平脱・平文・金貝・切金/その他の装飾技法
Ⅲ 材料・道具
漆芸の材料・道具
金粉/その他の蒔絵粉/貝/漆刷毛/へら/塗師刀/研炭
蒔絵の道具 蒔絵筆/粉筒/毛棒/粉匙・粉鎮/爪盤/鯛牙・犬牙/鹿革

第三章 漆で「直す」
「文化財保護」という仕事/漆工品が傷む原因/基本的な修理方法とは/文化財修理者の心構え/漆工品は漆で直す/復元模造制作の役割/漆工品修理の必要性/修理に息づく表現と技

第四章 漆の技術史
文化史こそ学びの宝庫
原始時代─漆創成期/飛鳥・奈良時代─開く国交、広がる漆芸/平安時代─蒔絵の開花/鎌倉時代─躍動する技術と表現/室町時代─唐物と和物、さまざまな展開/桃山時代─戦乱の世の漆芸/江戸時代─受け継がれる伝統様式/江戸時代─新たな創作の出現/明治時代以降─西洋志向と伝統復興

第五章 漆を「伝える」
海外発信という可能性/urushiという言葉で伝える/制作する視点で伝える/漆で心を豊かに/漆器をさわる/エベレストに登ったお椀/漆を植える/漆への理解/「用の美」とは/伝統工芸の真価

著者プロフィール

室瀬和美  (ムロセカズミ)  (

一九五〇年、東京都生まれ。幼少より漆芸家の父・室瀬春二の仕事にふれ、漆芸の道へ。東京藝術大学入学後、松田権六・田口善国に学び、蒔絵を志す。同大学院美術研究科漆芸専攻修了後、創作と漆工文化財の保存修理に取り組み、一九九一年、目白漆芸文化財研究所を開設。二〇〇八年、重要無形文化財「蒔絵」保持者に認定。漆文化を未来につなぐべく、漆の魅力を国内外に発信している。パブリックコレクションに、文化庁・国立工芸館・大英博物館・メトロポリタン美術館・伊勢神宮ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。