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医法学原論[基礎編講義]<上製本>医師が裁判にかけられずにすむ「裁判医学」=「医法学」を法医学者が説く 本田 克也(著/文) - 現代社
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医法学原論[基礎編講義]<上製本>医師が裁判にかけられずにすむ「裁判医学」=「医法学」を法医学者が説く (ホウイガクゲンロン キソコウギヘン)

哲学・宗教
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発行:現代社
四六変型判
縦195mm 横135mm 厚さ21mm
重さ 420g
312ページ
定価 3,500円+税
ISBN
978-4-87474-195-5   COPY
ISBN 13
9784874741955   COPY
ISBN 10h
4-87474-195-9   COPY
ISBN 10
4874741959   COPY
出版者記号
87474   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年3月18日
書店発売日
登録日
2022年4月22日
最終更新日
2022年5月19日
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紹介

■現代社(在庫あり) 定価 本体:3,500円(税別)■(※この書籍は並製本もあります 定価 本体:2,200円(税別))

本書では法医学のルーツをふまえて「医法学」の基本について、具体例を交えながらわかりやすく説いていきます。

目次

序章 法医学を「医法学」として学ぶ意義

(1) 「正当業務行為」とみなされない医療行為は罰せられる

(2) 医事法は体系的に学ぶ必要がある

(3) はじめに「法」とは何かを理解しよう

(4) 法と医療の関係とは 

第一章 法医学の原点を見てみよう 

(1) 医師となる者には法律の素養が必須である 

(2) 日本にも「裁判医学」が必要である 

(3) 日本法医学の祖 片山國嘉が目指した学問としての法医学(裁判医学)とは

(4) 裁判医学(法医学)は医学全体の中でどのように位置づけられるか 

第二章 全ての医療行為は国家の法体系の下に行われる

(1) 国法から外れた医療行為は社会的に許されない 

(2) 裁判にかけられることの恐ろしさ 

A 医療訴訟の最近の傾向

B 普段の診療の中で患者との信頼関係を築くことの大切さと難しさ

C 医師が裁判にかけられるとどうなってしまうのか 

第三章 医療に関わる法の枠組みを理解しよう

(1) 「公法」とはどういうものか

―国家と医師との法的関係性

(2) 「私法」とはどういうものか

―患者と医師ないし病院との法的関係性

第四章 医師の刑事責任と行政処分

(1) まず「刑法」とは何かを理解しよう

A 国家的法益に関する罪

B 社会的法益に関する罪

C 個人的法益に関する罪

(2) 医療が「正当業務行為」と認められるには 

〔コラム1〕片山國嘉が説く、医療ミスをしないための条件とは

(3) 「刑法」の中の重要な条文を理解しよう

A 人間の生命・身体を害する罪 

〔コラム2〕  医療倫理の原典「ヒポクラテスの誓い」について

B 個人の自由を害する罪

〔コラム3〕  古代から言われている守秘義務の大事性

(4) 具体的な診療場面で「刑法」との関連を考えてみよう

A 安楽死事件はなぜ起きてしまったのか 

B 業務上過失致死傷罪に問われそうな状況とは

C 身体への侵害はなくても生じうる刑事責任

(5)「医師法」とは何か 

A 国家における医師の任務とは

B 医師としての資格が認められる条件とは 

C 医師の業務とそれに反した場合の刑事罰

(6) 「医療法」とは何か

(7) 具体的な診療場面で「医師法」との関連を考えてみよう

A 応招義務違反との関連で転送義務違反にに問われうる場合

B 無診察治療の危うさとは

C 療養指導したつもりなのにできていない

〔コラム4〕  医学の父 ガレノスが説いた『医術』とは

D 診療録記載不備の危険性 

第五章 医師の民事責任とは 

(1)「民法」とは何かを理解しよう 

(2)「民法」の中の重要な条文を理解しよう

A 注意義務とは

B 説明義務とは

(3)具体的な診療場面で「民法」との関連を考えてみよう

A 注意義務違反に問われそうだった事例

B 患者と医師の認識の大きなズレ その1 

C 患者と医師の認識の大きなズレ その2

D 患者は医師に何を求めているのか

おわりに

参考文献・引用文献

著者プロフィール

本田 克也  (ホンダ カツヤ)  (著/文

福岡県生まれ。1979年筑波大学第二学群人間学類卒業。1987年同大学医学専門学類卒業。1991年同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。東京都や大阪府の監察医、信州大学助手を経て、2001年から筑波大学教授。専門は法医学、法医遺伝学。性染色体およびミトコンドリアDNAを中心とする個人識別法の開拓を研究テーマとする。足利事件、袴田事件、飯塚事件などで、弁護側の推薦によって裁判所嘱託の鑑定を行った

上記内容は本書刊行時のものです。