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在庫あり
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取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
パリ十区サン=モール通り二〇九番地
ある集合住宅の自伝
四六判
392ページ
定価
3,600円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年8月
- 書店発売日
- 2024年8月15日
- 登録日
- 2024年5月23日
- 最終更新日
- 2024年8月9日
書評掲載情報
2025-01-18 | 朝日新聞 朝刊 |
2024-11-30 |
西日本新聞
評者: 河野聡子(詩人) |
2024-11-09 |
京都新聞
評者: 望月優大(ライター) |
2024-11-03 |
北海道新聞
評者: 小倉孝誠(慶應大教授) |
2024-11-02 |
図書新聞
2024年11月9日号 評者: 眞鍋惠子(翻訳者/ライター) |
2024-10-19 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 野崎歓(放送大学教授) |
2024-10-18 |
週刊読書人
2024年10月18日号 評者: 安川晴基(やすかわ・はるき=名古屋大学准教授・ドイツ文学) |
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紹介
ナチス占領下のパリに生きた市井の人々
東欧からのユダヤ系移民たちや貧しい人びとが数多く住むパリの集合住宅は、ナチス占領下の困難な時代をいかに乗り越えたのか。ヴィシー政権下の1940年代前半を中心に、1840年代に遡る建物の完成から21世紀の現在に至るまで、この集合住宅に生まれ、暮らし、消えていった名もなき無数の人びとの物語を丹念に紡ぎだす、唯一無二の歴史ドキュメンタリー。
我々二〇九番地。貧者も、死者も生者も、行方不明者も帰還者も、我々パリ・コミューン参加者も職人も、レジスタンス活動家も密告者も、我々恋する娘もふしだらな女も、我々カビール人もポーランド人も、ユダヤ人も、ポルトガル人もブルターニュ人も、モロッコ人もイタリア人も、我々、オデット、アルベール、ダニエル、ヘンリーも、シャルルも、その他の人々も皆、我々二〇九番地なのだ。「我々二〇九番地」という言い方は、想像上の故郷を力強く誇らしく表明するものであり、中庭の上で四角く切り取られた空がその旗印となるだろう。(本書より)
上記内容は本書刊行時のものです。