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中国から独立せよ
帝國日本と蒙(モンゴル)・蔵(チベット)・回(ウイグル)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年12月25日
- 書店発売日
- 2021年12月25日
- 登録日
- 2021年12月8日
- 最終更新日
- 2022年9月14日
紹介
世界の命運を賭けた戦争の最中に、内モンゴル・チベット・イスラーム世界に飛び込んだ日本人がいた。
大陸を駆け抜けた男たちが日の丸とともに背負った、私たちの想像もつかない重い重い希望とは……
ここに記したのは日本大陸交流史を飾る埋もれた士としての彼らの姿とその時代的背景である。
その交流史を少しでも思い返し、今に還元していただければ幸甚である。
かつて我らは独立していた
目次
第一章 モンゴル平原
(一) 異郷の地
(二) 塾の思い出
第二章 大陸へ、さらに大陸へ
(一) イスラームとの出会い
(二) ひたすら西へ、東トルキスターンまでも
(三) サウジアラビアでの会見
(四) イスラーム地区の現在
第三章 モンゴルとイスラーム――日本が初めて出会った民族と宗教
(一) モンゴルとの出会い
(二) 内モンゴル独立運動
(三) エピソード――内モンゴル独立に関わった日本人
(四) 遊牧国家とはいかなるものか
(五) 日本国のモンゴル政策
第四章 中国イスラーム史
(一) それは唐代から始まった
(二) 東トルキスターンの曙
(三) 漢人の暴政
(四) 独立消滅――漢人軍閥の専制
(五) 日本はイスラームの真空地帯だった
(六) イスラームの日本上陸
(七) 日本に夢を託したムスリムたち
(八) 日本とモンゴル――シベリアでの出会い
(九) クルバンガリーの光と影
第五章 大陸の内奥へ
(一) 満洲国
(二) 徳王
(三) 国民党の民族政策と国際的認知
(四) 馬姓軍閥とチベットの動向
(五) チベット潜入(その一)――西川一三
(六) チベット潜入(その二)――木村肥佐夫
第六章 戦後の行方
(一) 建国即侵略
(二) チベットの場合(その一)――チベットを片づけろ
(三) チベットの場合(その二)――チベット蜂起
(四) チベットの場合(その三)――なお、われわれは抵抗する、戦後のチベット
(五) ウイグル独立(三区革命)――束の間の夢
(六) その後の東トルキスターン
(七) ある原理主義者との出会い
(八) モンゴルの戦後――われわれは内外モンゴルの統一を要求する
(九) 第二次世界大戦の総括――日本の大陸政策を通して
解説 「防共」を貫徹できなかった大東亜戦争――解説に代えて (久野 潤)
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。