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日本人発見の不思議たんぱく 中谷のPNP-14ベータ・シヌクレイン物語 中谷一泰(著/文 | 編集) - 西村書店
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日本人発見の不思議たんぱく 中谷のPNP-14ベータ・シヌクレイン物語 (ニホンジンハッケンノフシギタンパクナカヤノピーエヌピージュウヨンベータシヌクレインモノガタリ)

医学
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発行:西村書店
A5判
96ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-86706-054-4   COPY
ISBN 13
9784867060544   COPY
ISBN 10h
4-86706-054-2   COPY
ISBN 10
4867060542   COPY
出版者記号
86706   COPY
Cコード
C0047  
0:一般 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年11月20日
書店発売日
登録日
2024年10月19日
最終更新日
2024年11月8日
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紹介

「シヌクレイン」という言葉を聞いたことがありますか?動物や人間の脳から比較的新しく見つかったタンパク質の名前です。医療や病気に特別に詳しい人は別として、一般にはまだまだの知名度かも知れません。これから話すのはそのタンパク質をめぐる物語です。
シヌクレインは構造が少しずつ違う、アルファ、ベータ、ガンマの3種類が見つかっています。そのうち最も早く1990年に分離されたのはアルファではなく、ベータ・シヌクレインでした。それに成功したのが日本人の研究者、中谷一泰昭和大学名誉教授のチームです。
シヌクレインとは認知症やパーキンソン病の治療薬につながる可能性を持った夢のタンパク質。中谷一泰昭和大学名誉教授の研究に医療ジャーナリスト、研究者がスポットライトを当て、紹介!

目次

【目次】はじめに/序論
【第1部 日本人発見の不思議タンパク 中谷のPNP-14物語】 
第1章  脳にしかないタンパク質があった/第2章 シヌクレイン脚光を浴びる/
第3章 パーキンソン病は全身病だった/第4章 いろいろあります認知症----/第5章 アルツ、パーキンみな兄弟/第6章 パーキンソン病の標準治療法は/第7章 アルツハイマー病は予防が大事/第8章 パーキンソン病の未来は 

【第2部 シヌクレインの現在と未来 PNP-14(β-シヌクレイン)の旅は続く】 
第1章 α-シヌクレインを取りまく病態/第2章 パーキンソン病の治療の現状/
第3章 パーキンソン病の新時代とα-シヌクレイン/
第4章 β-シヌクレインの役割 
[参考論文] 終わりに/結びの言葉として/目を離せませんね、パーキンソン病

著者プロフィール

中谷一泰  (ナカヤカズヤス)  (著/文 | 編集

中谷一泰(なかや・かずやす)
分子生物学研究者。早稲田大学第一理工学部応用化学科卒業、東京工業大学理学部化学科大学院修了、理学博士。昭和大学薬学部専任講師、助教授を経て、1991年昭和大学薬学部教授。2004年新潟薬科大学応用生命科学部教授。2010年横浜薬科大学教授。現在、昭和大学名誉教授、新潟薬科大学名誉教授。日本神経化学会功労会員、日本生化学会評議員。東京工業大学、昭和大学、新潟薬科大学、シカゴ大学、ロックフェラー大学でがんや神経の研究を約40年間行い、約200の研究論文や総説を発表。1990年、昭和大学でパーキンソン病やアルツハイマー病を防いでいる可能性のあるタンパク質、ベータ・シヌクレイン(PNP-14)を発見。著書(共著含む)に、『生命現象の化学』(講談社)、『NEW 生化学』(廣川書店)、『がん予防時代』『ストップ!認知症』(ともに西村書店)など、監訳書に『カラー生化学』(西村書店)がある。

湯浅龍彦  (ユアサタツヒコ)  (著/文 | 編集

湯浅龍彦(ゆあさ・たつひこ)
鎌ケ谷総合病院 千葉神経難病医療センター・脳神経内科 センター長。1970年信州大学医学部卒業、1982年国立療養所西小千谷病院内科医長、1989年5月新潟大学神経内科助教授、1992年東京医科歯科大学神経内科助教授を経て、1995年国立精神神経センター国府台病院神経内科部長。2006年徳島大学臨床教授を併任し、2009年より鎌ヶ谷総合病院神経内科。共著に『神経・筋疾患摂食・嚥下障害とのおつきあい』(全日本病院出版会)、『ダイナミック神経診断学』(西村書店)、『21世紀の神経免疫学』(医歯薬出版)、編著に『目で見るプリオン病』(新興医学出版社)、監訳に『髄膜炎の100章』(西村書店)などがある。

田辺 功  (タナベイサオ)  (著/文 | 編集

田辺 功(たなべ・いさお)
1944年生まれ。医療ジャーナリスト、医療コンサルタント。医療広報会社ココノッツ特別顧問。1968年東京大学工学部航空学科卒業、朝日新聞社入社。1990~2008年東京本社編集委員(医療・医学担当)。主な著書に『漢方薬は効くか』『ドキュメント医療機器』(ともに朝日新聞社)、『ふしぎの国の医療』(ライフ企画)、『心の病は脳の傷』「お医者さんも知らない治療法教えます」3部作、『かしこい患者力』(いずれも西村書店)、『40才からの頭の健康診断 脳ドック最新版』(福島孝徳と共著、西村書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。