版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
シュレーディンガー詩集 恋する物理学者 エルヴィン・シュレーディンガー(著/文) - 書肆侃侃房
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文FAX番号:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
地方小     ト・日・他     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり(自社)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

シュレーディンガー詩集 恋する物理学者 (シュレーディンガーシシュウ コイスルブツリガクシャ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:書肆侃侃房
四六判
価格 1,900円+税
ISBN
978-4-86385-637-0   COPY
ISBN 13
9784863856370   COPY
ISBN 10h
4-86385-637-7   COPY
ISBN 10
4863856377   COPY
出版者記号
86385   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年8月22日
最終更新日
2024年10月11日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

静かに満たされて眼を閉じる

時は止まり、すべての願いは沈黙する
そして広大な静寂の空間に溶けてゆく
しかしあなたは、遥かなる境界に目をひらく


エルヴィン・シュレーディンガー(1887-1961, Austria)が詩集を一冊残していることを知ったのは、詩を書き始めた頃でした。波動力学をつくり上げ、ポール・ディラックとともにノーベル賞を受けた物理学者でありながら、詩集を一冊残しているという事実。濃いコーヒーやお酒を嗜むような心持ちで、彼の詩情を楽しむことができたように思います。二度の世界大戦を越え、激動の人生を歩んだシュレーディンガーの作品は、一篇のなかでさえ、起伏に富んでいます。      
――訳者あとがきより

目次

Ⅰ章
かくまわれて―Geborgen
若い愛―Junge Liebe
憧憬―Sehnsucht
影―Schatten
寓話あるいは放物線―Parabel
六月―Juni
恋のうた―Liebeslied
もうひとつの―Ein Anderes
第三の―Ein Drittes
蝶―Der Schmetterling
年月は去る―Die Jahre gehen
出会い―Begegnung
燃える灰―Glühende Asche
時と幸運―Zeit und Glück
なぜならば∵―An∵
仮面舞踏会―Kostümball
十月、メラーノにて―Oktober in Meran
失望―Der Enttäuschte
疑い―Der Zweifelnde
恋する詩人たち―Amantibus Poetis
あなたはわたしの全てを―Du hast mich ganz
忘我―Entrückung
チューリヒ―Zürich
白鳥―Schwäne
九月半ば―Mitte September
報われる―Lohn
予感―Ahnung

Ⅱ章  IN ENGLISCHER SPRACHE
恋する者の秘密―The lover in Search of a Confidant
祈り―Prayer
いつかきみは―I Wonder
愛のため息―A Love Sigh
いつかもしかしたら―Could it be?
海辺で―On the Shore
妖精―Faery

あとがき

著者プロフィール

エルヴィン・シュレーディンガー  (エルヴィン・シュレーディンガー)  (著/文

オーストリアの理論物理学者として知られる。1887-1961年。少年時代から多方面に興味と才能を示し、ギムナジウムでは自然科学の科目のほか、古典語文法の厳密さ、ドイツ詩の美を好んだ。ウィーン大学に学び、第一次世界大戦中には軍務につく。ド・ブロイの考えを拡張して「シュレーディンガーの波動方程式」を導き、物質の波動性に基づいた波動力学を提唱した。行列力学と波動力学の数学的等価性の証明など、量子力学の発展に大きく貢献した。1933年「新しい形式の原子理論の発見」により、ポール・ディラックとともにノーベル物理学賞受賞。著書に「生命とは何か」「わが世界観」がある。生涯を通じて共同研究者をもたず、独自の道を歩んだ孤高の研究者であった。ソルベー会議の際、リュックサックを背に駅からホテルまでを歩いた姿が、彼の人柄を示す逸話として語られている。
(参考: ブリタニカ国際大百科事典、日本大百科全書)

宮岡絵美  (ミヤオカエミ)  (編集 | 翻訳

詩人。大阪府枚方市生まれ。京都工芸繊維大学繊維学部応用生物学科卒業。
地方公務員。増井哲太郎により作曲され、紀尾井ホールで初演された
組曲「平行世界、飛行ねこの沈黙」(2014年、カワイ出版)は神戸大学、早稲田大学、北海道大学、同志社大学、札幌市の合唱団により演奏されている。
詩集「境界の向こう」(2015年、思潮社)「鳥の意思、それは静かに」(2012年、港の人)
詩集二冊とCDがハーバード大学図書館に所蔵。(2017年)
POETRY(Chicago)に詩作品掲載。(2022年)

上記内容は本書刊行時のものです。